2022年4月11日月曜日

春のおとしもの



 暖かな陽射しと桜が咲き誇る季節。新しいクラスへ入園・進級した子ども達が戸外でのびのびと遊び、園庭には「春」が溢れています。そんな中、舞った桜の花びらが地面にたくさん落ちていました。
優しいピンク色は子ども達に春の訪れを感じさせてくれます。幼児組の子ども達はおままごとの食事に取り入れたりして、彩りを楽しんでいます。
すずらん組のAちゃんは、ひと味違う遊びを見つけていました。スコップで桜の花びらを上手くすくい取り、少し高く持ち上げてヒラヒラと花びらを落としています。自分の力で落とした桜が、不規則に舞う様子を、嬉しそうに見つめて何回もすくうAちゃんでした。一度落ちた花がまた息を吹き返したように優しく舞う様を見て、何かと忙しい季節ですが、心が穏やかになる時間でした。(C・Y)

*私達保育教諭は、日々の保育の中で、「幼児期に育ってほしい10項目」が育つように心掛けて保育を行っています。
今回の名もなき遊びの中でこんな育ちがありました。
・スコップで対象物(桜の花びら)をすくい取る…①健康な心と体
・高く持ち上げて花びらが落ちるさまを楽しむ…①健康な心と体、⑥思考力の芽生え ⑦自然との関わり・生命尊重 ⑩豊かな感性と表現