2023年5月8日月曜日

すきまさがし

 


新年度がスタートし、新しい環境に興味津々の子どもたち。ダンボールの中や狭い場所も大好きです。

この日、外用のシートをしまっているお部屋の隅っこが、シートを出したことにより、「隙間」として1才児の新入園児のA君の目に留まりました。しばらく覗き込んでいたAくんでしたが、次の瞬間、横歩きでゆっくりとその隙間へ。すっぽり入ると身動きがとれないほどの狭さの隙間に安心するのか?嬉しいのか?一人で静かに入り込んでいました。その姿を同じクラスのお友達に見つかってしまうと、僕も私も入りたい!と子どもたちにとって魅力的な「隙間」となりました。

今回の名もなき遊びの中には

子どもたちにとって狭い隙間や穴は、探究心がくすぐられるものですね。今回の遊びは、どうすれば入れるか?考えたり、危険を察知したり、その先に何があるのかワクワクしたり・・思考力や空間認知力につながる行動だなと思いました。他のお友達も気づき、「順番こ」で入ったり一緒に入ってみたりと、お友達との関わりにも繋がりました。できる限り子どもの探究心のくすぐられるような環境づくりをしたり、危険がないように見守っていきたいです。(Y.K)


三輪車型かき氷機

 


三輪車を逆さまにして遊び始めたAくん。三輪車のペダルの部分を持ち、「工事です」と言いながらペダルを回し始めます。するとそれを近くで見ていたBちゃんは反対側のペダルを持ち、「かき氷屋さんです」と言いながら回し始めました。しばらくするとAくんもBちゃんのかき氷屋さんに転職!「かき氷屋さんです。何味がいいですか?」「いちご味がいいです」などと会話も弾み、かき氷屋さんがオープンしました。

今回の名もなき遊びの中には
三輪車を漕ぐだけでなく、逆さまにして遊ぼうとする発想が面白いと思い、更に子どもたちの思考力の芽生え、豊かな感性と表現に繋がると感じました。また、2人でかき氷屋さんの会話をしながら、楽しむ姿に言葉による伝え合いも育っていくと感じました。(M.K)