2023年2月24日金曜日

空から落ちてきた虹


 

雨上がりでよく晴れた午後のとある日。ふと水道を見ると太陽が窓に反射したのか、水道の一部が虹色になっていました。保育教諭が発見し、近くにいたAちゃんに「みてみて!」と教えると、「虹だ!なんでここにあるの?」と興味津々!気になって見に来た友達と一緒に水道にある虹の謎の考察を始めました。「石鹸があるから虹ができるんじゃない?」「空から落ちてきたんだよ!」と子どもたちらしい考えが飛び交います。触ってみたり、水を流してみたり、手のひらに虹を映してみたりしますが、ますます謎は深まるばかり…。その後、部屋の窓にも反射した虹を発見した子もいましたが、水道の虹の謎は解明できず。答えがわかる子は出てくるのでしょうか…?まだまだ難しいので「虹さんが空から落ちてきた」ってことにしておこうと思います。

今回の名もなき遊びから

水道の虹の謎を子どもたち同士で話し合う姿から「共同性」「思考力の芽生え」「言葉による伝え合い」が育っていると考えられます。また、あるはずのない場所になぜ虹があるのかを実際に触ったりしながら想像することで「自然との関わり」「豊かな感性と表現」が身についているのではないかと思います。(S.K)


2023年2月2日木曜日

風船ゲット

 


ある日、わかば組で風船遊びをしていると、とんでいった風船がたまたま加湿器の上に。風船は加湿器の上部から出る冷たい風に乗ってそのまま浮き上がりました。不思議なことに風船は飛ばされることなくずっと空中に浮遊していました。その様子を見た子どもたちは、なんとか風船を取ろうとままごとの包丁など長いものを持ってきて浮遊している風船を取ろうとします。風船が取れるとまた浮遊させてみたり、他の風船も持ってきて3つ同時に浮遊させてみたり、ままごとのお皿を浮かせようと置いてみたりと目の前の不思議な現象に対していろんなことを試して遊ぶ子どもたちでした。

今回の名もなき遊びの中から

風船を増やしても浮くのか、なぜ浮いているのか、手で叩いたら取れるのかなどを遊びの中で考え実際に色々なもので試していたていたことから「思考力の芽生え」が育っていると考えられます。また、重さのあるおもちゃは浮かないということを感覚的に理解し、風船を浮かばせていたことから、「数量・図形、文字等への関心・感覚」が育っていると考えられます。(W.K)


子供専用秘密基地


ゆり組の部屋に、製作用で何かに使えそうかなと職員が用意した大きなダンボールがありました。それを発見した子ども達は、初め中に入ることだけを楽しんでいましたが、そのうち更に居心地の良い場所へと、窓を作ったり、中に椅子を並べてみたり、最終的には更にダンボールを付け足し広い秘密基地へと大変身させました。子どもたちの様々なアイディアからゆり組の部屋に新しい遊び場の誕生です。ちなみに、この場所は子どもたち専用の秘密基地のようで、職員が入ろうとすると「大人は立入禁止です!」と言われてしまうのでした(笑)

今回の名もなき遊びの中から

どんな秘密基地にしたいか友達と協力して作ることから「共同性」、話し合いをして様々なことを決めるため「言葉による伝え合い」が必要になってきます。更に居心地の良い秘密地にするために様々なアイディアを考える「豊かな感性と表現」が育ちます。また、どんな材料を使うか、どのくらいの量が必要なのかを考えることで「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚」を自然と遊びの中で身につけているのだと感じました。(I・F)