2017年12月22日金曜日

雨どい③(遊びにおける科学的プロセス)

 

1.【出会う】
 いつものように雨どいにボール転がしをして遊んでいた5歳児男児数名。雨どいを設置するたびに角度がわずかに変化していきます。偶然にも雨どいの先端に傾斜がついてしましました。それでも、転がるか試してみると見事に傾斜を登りきりました。

2.【心に火が飛ぶ】
 それを見ていた男児数名。「え~!!山を登った!僕もやってみたい!」と言いながら試すことに・・・。ボール転がしは、見事に雨どいの上を転がっていくこともありますが、6~7割の確率で山を乗り越えられず戻ってきます。

3.【見通しを立てる】仮説
 傾斜を乗り越えるにはどうしたらよいか知恵を出し合って考えた結果、〝ボールの勢い(早く転がす)”という仮説を立てました。

4.【やってみる】検証
仮説通りボールを早く転がすと、傾斜を登ることが多かったように思いました。
(それでも失敗はありましたが・・・)
 写真②のように子ども達の遊びに〝良いヒント”となるよう保育教諭が鉄棒の補助板を持ってきてみました。数センチずつ傾斜が変えられることに気付きました。
ボールのスピードと傾斜角度に発見がありました。

                              (Y.A)

2017年12月6日水曜日

ウレタン積木onステージ

 ある日、0歳児のAちゃんが長方形のウレタン積木(2つ)をヨイショヨイショと運んできて・・・何度も挑戦してやっとその上に乗ることが出来ました!その姿はまるでスキーのボーゲンのよう(笑)   (写真:上)
 そして、今日はスキーではなく音楽に合わせてご機嫌にダンス♪♪
なんだか楽しそう!とお友達も真似っこして積み木に乗ってダンスダンス♪(写真:下)
スキー板になったり、ステージになったり万能な〝積み木”です。
いつもより、ほんの少し高くなっただけだけど…見える景色はいつもと違って見えたかな?
そして、こうやってバランス感覚(身体能力)を身に付けていくのでしょうね…
                               (S.S)

雨どい②(遊びにおける科学的プロセス)

1.【出会う】
 1枚目の写真は、木製レールであり、これは男性保育教諭の仕掛けである。
(最近、T先生はクラスや保育園内の環境設定を子ども達が使いやすいように見直しており、ホームセンターで木材を購入しては机や鉛筆立て等を作っている。この写真のレールも子どもの遊びに発展できないものか・・・とおもちゃ箱に置いておいた。)

2.【心に火花が飛ぶ】
 「この木(レール)、ピタゴラスイッチで使ったら面白そう」とSくん。
どこに木材を運ぶのかとついて行くと園庭の木製遊具の隙間に設置し始めました。
(写真①)
 また、レールの向きが上下左右に変えられることに気が付くと益々嬉しそうな表情に変わりました。(写真②)

3.【見通しを立てる】仮説
 〝この隙間(写真①)にはボールが入らない”と予想したSくん。一緒に遊んでいたAちゃんと、転がるものを考えました。
2人で周囲を見回した結果”砂・どんぐり・石・葉”など身近にある自然物を拾い始めました。

4.【やってみる】検証
 白砂は流れるか?         結果.「勢いよく流れた」      
 
 ならば、黒砂は?         結果.「途中で止まった」

 白砂と黒砂を混ぜると?       結果.「ゆっくりだが、流れ落ちる。
                          黒砂は止まった」

 黒砂が流れづらかったので、レールをきれいにして再度試してみることにしましたが、やはり思うようには流れ落ちませんでした。その後も白砂と黒砂の割合を変え色々試しながら遊んでいるうちに〝白砂のようにサラサラしていると流れやすい”という発見がありました。

 視点を変えた2人。
 どんぐりは転がるか?        結果.「勢いよく転がった」
  その後も、遊びは続きました。

                             (Y・A)














ありがとう♡


 保育教諭が、外階段を降りようとすると5歳児のKちゃんが箒で階段の砂を掃いてくれていました。どうやら、G先生がお掃除をしてくれていた姿をみて〝私もお手伝いしたい”という気持ちになってくれたようです。
 成長とともに、お手伝いに興味を持ったり周囲の人から「ありがとう」「嬉しいよ」等と感謝されたり喜ばれることが嬉しい年齢・発達のようです。
                             (Y・A)