2022年9月28日水曜日

手のひらシーソー

 

ゆり組(5歳児クラス)からマグネットの玩具を借りたわかば組(1歳児クラス)。ぺたんとくっつく感触が楽しく皆、重ねて積み上げたり楽しんでいました。積み重ねてたくさん遊び満足したHくん。近くにあったチェーンを見つけてマグネットを通してみました。水平にしていると動かないことに気づき、片方の手を上に上げて斜めにするとマグネットがくるくる回りながらおりてきて、「おお!」と大発見!それを見ていたKくんも真似して大成功!二人で微笑み合い、その後もチェーンを離さずに何回も何回も手を上下させてマグネットが降りてくるのを楽しんでいました。

・今回の名もなき遊びの中から
マグネット同士がくっつくことに気づき、形を合わせたりするところから「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚」が育っているなと感じました。それから 「思考力の芽生え」こうしたらどうなるかな?とやってみる心。楽しさを自分で発見できることに感心してしまいました。1歳児なのでこれからいろんな玩具や遊びと巡り合ってどんどん楽しさをを見出していくのだろうなと成長がますます楽しみになりました。楽しそうだなと真似してやってみた友達とも今は同じように遊んでいますが、やがて一緒に協力して遊ぶ楽しさを知り、「協同性」に繋がっていきそうな予感がします。
(Y.K)

2022年9月27日火曜日

シャワシャワ【たから用語】

シャワーを使うこと。多くの場合は2歳児以下のクラスで使用される。

もっぱら大人が使用する。

同じような場面で使われるオノマトペに、アワアワ、フキフキなどがある。

用例:汗かいたからシャワシャワしようね!

参考:英語のshowerをオノマトペとして使っている点が興味深い。


2022年9月7日水曜日

秋の音楽家

 


 涼しくなる日も増えてきたため、園外のお散歩に出掛けたふたば組のお友達。

大きな遊具の登り棒の下で砂遊びをしていたAくん。しばらくすると、どこからか「カンカンカン」と小さな音が。見てみるとAくんが小石を登り棒に打ち付けていました。音が鳴ることに気がついたのか時折小石を変えて「カンカン」と鳴る音を楽しんでいました。色々な小石たちを自分の周りにコレクションのように並べ、満足げなAくんを見て、指先を上手く使える繊細さや音の違いを楽しむ感性に驚きました。(A.Y)


・今回の名もなき遊びから!

 音が鳴ることに気が付き、小石を変えて音の変化を感じ、それを楽しむ姿に「思考力の芽生え」を感じました。

また、身近にあった自然物の小石や登り棒を特に意識せず、ふいに行った行動であったとしてもそこから遊びに取り入れ、不思議さを自分なりの方法で確かめる姿から「自然との関わり」が見られ、そこから「豊かな感性」に繋がっていくのだと感じました。


2022年9月5日月曜日

トントン【たから用語】

子供を寝かしつける際に、お腹や肩などを手や指先で優しくリズミカルにたたくこと。保育園においてはお昼寝やままごとのの場面で使用される。
用例:「先生、トントンして」「先生、トントンしないで、もう赤ちゃんじゃないから!」 
参考:トントンだけでは伝わりにくい場面などでは語頭に「お昼寝」を付した「お昼寝トントン」という用例も報告されている。
ちなみに関係ないが、以前赤ちゃんの食事のお手伝いに来ていただいていたAさんは、事務室の戸をノックする際に、手で叩くのではなく、声に出して「トントン」と言うチャーミングな方であった。

たから用語とは・・・
当園の中だけで通用する言葉を「たから用語」という。それを言い表す的確な日本語がない「一連の行為のかたまり」や「もの・こと」を表すための造語である。既存の単語に別の意味を持たせたり、単語同士を組み合わせたり、あるいはオノマトペを借用することが多い。
新人の先生は入職するとまず2800ページからなる『たから用語大辞典』を手渡され、3日で暗記してくることが求められる(うそです)