2023年12月28日木曜日

小さな機織り職人


乾燥したこの季節の園庭の土はサラサラで、粒子も細かく触っていて気持ちが良いと感じるのかもしれません。Iちゃんは自分の手にちょうど良いサイズの枝をもち、土の下に枝をくぐらさます。何度か繰り返す動きは、機織りのようです。じっくり取り組んでいるのをみていると少しずつ土の波紋様ができてきました。こんなに繊細な遊びをみつける子どもの感性に感動しました。

今回の名もなき遊びの中には

土に触れて性質に気づき、身近なものを使って形をかえたり、手指を繊細に動かす巧緻性が素晴らしく思いました。美しい模様を作り、集中して取り組む姿は健康な心と体、思考力の芽生え、豊かな感性と表現をみせてくれました。(N.U)


飛び上がる草 


 

園庭の隅で両手に土を握りしめて何処かへ運ぶSくん。追ってみると伸びていた草にその土をかけていました。土がかかった草は土の重みで一度垂れ下がり、その後ビヨーンと跳ね返ります。その跳ね返り現象が面白いのか何度も繰り返し土をかけていました。草の意外な動きに夢中になるSくんでした。

今回のなもなき遊びの中には

・草に土をかけたことによって草の面白い動きに興味を持ち、自然との関わりを楽しんでいる姿が見られました。また、土を両手で掴み、手のひらや指先を使ってパラパラと落とす動きから、手先をよく使い健康な体が育まれていることを感じました。(O・M)


その日アリは思い出した。子どもに見つかったら最後だということを…【進撃の幼児】

 

「側溝に何かがいる!」と一人が言い出すとみんなで覗き込んでいた。「本当に見えているのかな?」と思ったが、子ども達は、楽しそうに、場所の取り合いをしながら覗き込んでいた。(2歳児クラス保育日誌より)