2026年11月2日月曜日

「恐竜のたまご焼き」

 

 園庭に落ちている様々な丸い石を拾い集めるSくん。「恐竜のたまご」と言いながら大事に拾います。それを見ていたKくんも一緒に集め始めました。石(=たまご)を二人で「生まれるかな?」「生まれないね」と問いかけながら観察します。すると今度は集めた石(=たまご)を硬いところで「コンコンコン」と打ちつけ、フライパンに入れて「ジュージュー」と言いながら焼きます。料理ができあがると二人で手を合わせて食事をしていました。子ども自身の想像から身近な物がいろいろな遊びに変わっていく瞬間でした。


今回の名もなき遊びの中には!

・石をたまごに見立てて遊びを展開したり、たまごは割れるという概念から実際に行動したり思考力の芽生えを感じます。

また、「割れないね」「いただきます」など日常生活の言葉や友達とのやり取りで経験したことなどを言葉で伝えたり、話を聞いたりして、伝え合いを楽しむ姿が育まれています。

(S.I)


「水の手形スタンプ」

 


 夕方、園庭に出て「かいだんくん」(大型木製遊具)に登ろうとしたY君。どこから登ろうかと考え、手を置いてみると手のひらが水で濡れました。その日は午前中に雨が振り、「かいだんくん」(大型木製遊具)に雨水が残っていたのです。濡れた手を拭くように乾いた場所へ擦り付けると、自分の手の跡ができることに気がつきました。すると次々に手形のスタンプを沢山押し始めました。手を思い切り開いたり、指先だけにしてみたり色々なスタンプの模様を楽しんでいるY君でした。

今回の名もなきの遊びの中には!
・雨上がりの小さい水たまりを使った自然との関わりがある中で、この水たまりをどう活かして遊びに繋げるのか思考力の芽生えが見られました。
・豊かな感性を持ち、手の形を変えることで創造力を膨らませて、より遊びを発展させていく姿が見られました。(M・I)

2026年10月1日木曜日

「氷ペンのマジック」

 


 色水で作った氷のペンで、白い紙にお絵かきをしたA君。鮮やかな緑色が描かれていました。その後、桶の中の水に紙を入れると描かれたはずの色がふわぁ〜っと広がっていきます。A君は「みどりだー。」と言いながら透明な水に混ざっていく緑色から目が離せません。水と色から生み出された発見に、心を躍らせていたのでした。


この名もなき遊びの中には!

・色水氷で描いた色が乗った紙を水の中に入れてみようと自ら考え、実行した姿に思考力の芽生えが感じられます。

・ただ描くだけでなく、それを水の中に入れたことでどんな事が起こったのかを見て、感動する姿から豊かな感性と表現が見られます。(C・G)


「ポイ捨てパトロール」


 クラスで新聞紙遊びをしているなかで、ブロックで遊んでいたKくん。どうやら、ブロックで作った作品を道路に見立て、そこにトミカを走らせて遊んでいるようです。その道路をよく見てみると、ブロックの小さな穴全てに新聞紙が詰め込まれてあります。担任がその新聞紙について聞いてみると、「道路にあるゴミだよ。」と教えてくれました。


この名もなき遊びの中には!

・ブロックを道路に、新聞紙をゴミに見立てるところでは思考力や豊かな感性と表現が見られます。

・「道路にあるゴミだよ」と言葉で作ったものを表現する様子は言葉による伝え合いが見られます。(A・K)


2026年9月30日水曜日

「いつもより多く回しておりますの原理」

 

 「今日は寿司を作るんだ」砂場でいつものようにごっこ遊びを楽しむA君、地面に落ちていた木の棒を持ったまま、お寿司を入れる器を探しに出掛けたのですが、コップを手に取り、棒をじっと見つめた次の瞬間!さっと棒にコップを被せるとくるくるくる〜と回し始めました。なぜ、人は丸い物と棒をみると回したくなるのでしょうか?

 今回の名もなき遊びの中には、

  見立てて遊ぶ力が育っています。4歳になると、目の前にある道具を頭の中で組み合わせ何かに見立てて遊ぶ力が発達します。丸いコップ(回る)と棒(かき混ぜる)が組み合わさると・・・コマかな?ヘリコプターのプロペラかな?といろいろなイメージが膨らんできます。また、回すことが出来た。という成功体験の後は「もっとやりたい」という意欲に繋がっていきます。


2026年9月1日火曜日

「Hちゃんのタンポポ仮説」

 

園庭に猫じゃらしがあるのを発見したHちゃん。春にたんぽぽの綿毛を飛ばしたのを覚えていたのでしょう。早速猫じゃらしを手に取り、「ふー」と息を吹きかけてみます。しかし何度も吹いてみても、猫じゃらしが揺れるだけです。揺れる猫じゃらしを不思議そうな表情で見ながら、何度も挑戦しているHちゃんでした。

今回の名もなき遊びの中には!
・たんぽぽの綿毛を吹いた過去の経験をもとに、目の前の物である猫じゃらしを結びつけ、「猫じゃらしでも吹けば飛ぶのではないか?」と予想し、試す姿が見られました。経験を関連付けながら予想し、実際に確かめようとするその姿から、思考力の芽生えが伺えました。
・また、猫じゃらしという自然物に興味を持ち、触れたり吹いたりしている姿からは、自然との関わり・生命尊重の面も育まれていることを感じました。(M.I)

「恐竜劇団」

 

お部屋の一角にあるトンネルの上に何やら沢山のおもちゃを並べて遊んでいるSくん。よく見てみると、恐竜の小さなフィギュアで、「いっしょに遊ぼうよ」「いいよ」と一人で何役も演じて遊んでいます。どうやらSくんはこのトンネルを恐竜が集まる広場に見立てたようです。端に置いた恐竜も忘れずに触りながら、遊ぶ姿がなんとも可愛らしいです。暫くするとままごとのパンを持ち出し「はいどうぞ」「もぐもぐおいしいね」とお世話をしていました。

この名もなき遊びの中には!
・広場に見立てたり、なりきって遊ぶ姿には思考力や豊かな感性の表現が見られます。
・食べ物をあげるなど、お世話をする姿からは道徳性の芽生えが見られます。
                                   (A・H)