2026年9月1日火曜日

「Hちゃんのタンポポ仮説」

 

園庭に猫じゃらしがあるのを発見したHちゃん。春にたんぽぽの綿毛を飛ばしたのを覚えていたのでしょう。早速猫じゃらしを手に取り、「ふー」と息を吹きかけてみます。しかし何度も吹いてみても、猫じゃらしが揺れるだけです。揺れる猫じゃらしを不思議そうな表情で見ながら、何度も挑戦しているHちゃんでした。

今回の名もなき遊びの中には!
・たんぽぽの綿毛を吹いた過去の経験をもとに、目の前の物である猫じゃらしを結びつけ、「猫じゃらしでも吹けば飛ぶのではないか?」と予想し、試す姿が見られました。経験を関連付けながら予想し、実際に確かめようとするその姿から、思考力の芽生えが伺えました。
・また、猫じゃらしという自然物に興味を持ち、触れたり吹いたりしている姿からは、自然との関わり・生命尊重の面も育まれていることを感じました。(M.I)

「恐竜劇団」

 

お部屋の一角にあるトンネルの上に何やら沢山のおもちゃを並べて遊んでいるSくん。よく見てみると、恐竜の小さなフィギュアで、「いっしょに遊ぼうよ」「いいよ」と一人で何役も演じて遊んでいます。どうやらSくんはこのトンネルを恐竜が集まる広場に見立てたようです。端に置いた恐竜も忘れずに触りながら、遊ぶ姿がなんとも可愛らしいです。暫くするとままごとのパンを持ち出し「はいどうぞ」「もぐもぐおいしいね」とお世話をしていました。

この名もなき遊びの中には!
・広場に見立てたり、なりきって遊ぶ姿には思考力や豊かな感性の表現が見られます。
・食べ物をあげるなど、お世話をする姿からは道徳性の芽生えが見られます。
                                   (A・H)

2026年8月7日金曜日

「のび〜る手」

 

積み木を重ねて「誰のが一番高いか!?」の競争をしていました。どんどん高くなり、自分達の背の高さを超えてくると、上に重ねるのが難しくなり、背伸びをしながら積み重ねていました。それでもとうとう届かなくなり、「どうしよう、なんかないかな?」周りを見渡していた子ども達。
大人の感覚では、椅子か?何か上にのる為の物を持ってくるのかな?と様子を見守っていると……後ろにあるままごとコーナーからトングを持ってきて、積み木を挟んで、再び高く積み重ねていきました。
また、一度壊れてしまい「もういっかいやろう!」と再チャレンジをする時は、始めからトングを使って器用に積み重ねて遊んでいました。

今回の名もなきあそびの中には、
友達と力を合わせて遊ぶ協同性や、「どうしたら高く積み重ねられるか?」と思考錯誤しながら、遊びを広げ、楽しさを継続している様子が伺えました。また、トングは指先で「つまむ」「開く・閉じる」を繰り返して使用する道具なので、手指の力と器用さも育っているのだと感じました。

2026年8月4日火曜日

「キラキラ落とし」

 

水遊び中、「あ!」という子どもの声で振り返ると、「見て」というように目配せをしてくれました。コンテナの格子部分に表面張力で水が張っています。しばらく観察した後、指で触れてみることにしたようです。スッと水滴が落ち、格子部分に水がなくなると、また次の格子部分に触れてみる…。思い切り指を入れると水滴が落ち、少しだけ触れると”ぷるん”と水が跳ね返ることを見つけたようです。夢中になって何度も水の動きを観察していました。

今回の名もなきの遊びの中には!
偶然発見し、面白いと感じた遊びを自分で広げ、水の性質に触れていました。じっくりと遊びに夢中になることで、”不思議”と思う力や身近な事象に関心が高まっていきます。



2026年8月3日月曜日

「積み木テニス」

 


 積み木といえば、組み合わせて家を作ったり、高く積み上げたりするのが定番の遊び方ですが、丸い積み木が転がることに気がついたYくんが床の上を転がし始めました。転がすことを楽しんだ後は、長い積み木を持ってきて転がってきた積み木をテニスのように転がし返します。わずか2つの積み木で楽しそうに遊ぶYくんのアイデアに、周りの子も吸い込まれるように集まり楽しみました。

・今回の名もなき遊びには…

「丸が転がる」「長い積み木を当てたら別の方向に転がっていく」という図形への

関心・感覚、思考力の芽生えが見られました。(M.S)


「僕のカーキャリア」

 


 レゴブロックで車を作っていたK君。一台が二台に、二台が三台に...増えていき長い車になりました。その車で暫く遊んだ後に、上にミニカーを乗せだしたのです。何か思い立ったようなので「何してるの?」と聞くと「カーキャリアだよ!車を運んでいるの。」とミニカーを運んでいました。目的地に着くとミニカーを下ろし並べて、任務完了!一台も落とす事なくゆっくり走る安全運転のK君でした。

・今回の名もなき遊びには...

レゴの形状からカーキャリアを想像してミニカーを組み合わせるなど、物や形の性質を捉えて見立てる思考力や表現力が育っていると感じました。(R.K)



2026年7月6日月曜日

「どこまでならだいじょうぶ?」

 


 この日は急な雷雨があり、激しい雨が降りました。台に乗り、高い窓から外を見ていたわかば組の子どもたち。そこで見やすいように大きな窓を開けてみました。

普段は窓を開けるとテラスへ駆け出す子どもたちですが、あいにくの大雨。きちんと入口で止まって外を眺めます。見守っていると、そろりと一歩ずつ人工芝のテラスへと向かっていく子が出てきました。大雨だから行ってはいけないことを子どもなりに理解しているのでしょうか?ゆっくりと前へ進む姿から、足裏の感覚で濡れていない場所を感じながら進んでいる様子がわかります。パーゴラから雨粒が頭に落ちると「きゃー」と室内に戻ってきては、また一歩踏み出し…。思いがけず頭から足裏まで全身で雨を感じることができた子どもたちでした。


・今回の名もなき遊びには…

足裏の感覚で濡れている場所を探したり、「行っていいか?」と子どもながらに良し悪しを考えることで、自然との関わりや道徳性、規範性の芽生えがみられました。(Y.K)