布佐宝保育園|牧の原宝保育園の子供たちは、毎日いきいきと遊んでいます。遊びの中には、一見すると取るに足らない、名前をつけようにもつけがたい遊びがたくさんあります。わたしたちは、これら「名もなき遊び」に名前をつけて、辞典を作ることにしました。
2026年6月8日月曜日
「ミニカーの井戸端会議」
「この奥には何がある」
入園して2ヶ月が経ち、園での生活に慣れてハイハイで沢山動き色々な玩具で遊ぶようになったY君。身の回りの様々なものに興味を示す中で、ボタンを押したり回したりすると動物たちが出てくる玩具が気になる様子。この日は動物の奥には何があるのだろう?という様子で指を入れて確かめようとしていました。動物を押しすぎても戻しすぎても中身が見えず絶妙な加減が必要でした。
今回の名もなき遊びには…
自ら興味のもった玩具を目標にハイハイで移動をする身体を動かす健康な心と体、この中には何があるのか?という思考力の芽生えが見られました。(Y.I)
2026年5月7日木曜日
「秘湯〜さくらの湯〜」
満開だった園庭の桜が散り、地面にはその花軸やがくがたくさん落ちていました。5歳児のT君はその花屑を熊手で集め亀の容器に集めます。それはそれはたくさん集め、最後には自分もその中へ。「さくらのお風呂だ!」と楽しむT君の姿に、熊手が自然と湯かき棒に見えてきます。色は残念ながら茶色に変わってしまっていた花屑でしたが、混ぜるたびに茶葉のような爽やかな匂いがし、その贅沢なさくら風呂をしばらく楽しんでいました。 今回の名もなき遊びの中には! たくさんのさくらの花屑を根気よく集める健康な心と体、それをお風呂に見立てた思考力の芽生えや自然との関わりが、この遊びの中から感じられました。(Y・S)
「木(気)になる音」
T字スコップを手に、KくんとRちゃんは園庭探索をします。2人の目に留まったのは垣根にある木々です。Kくんがはじめに木の幹を叩いてみます。「う〜ん」というと隣の木に移り、またトントン、と叩いて音を確かめました。それを見たRちゃんも一緒に木を叩いてみたり、揺らしてみたり… 。そこから「う〜ん」「これはどう?」「あはは楽しい!」と、2人で考えたり、笑い合ったりしながら木の点検は続いていくのでした。
今回の名もなき遊びの中には・・・
・2人で楽しそうに木々を叩きあう姿には、お友達と一緒に過ごす中で協同性や社会生活の力が育まれています。また、木ごとの音の違いにも気が付き、身近な自然現象に興味・関心が高まっているように感じました。(S・N)
2026年4月30日木曜日
「椋の実の隠れ家」
園庭にはたくさんの遊具があります。その遊具には必ず隙間や穴が出現します。3歳のSちゃんは毎日欠かさず椋の実拾いをしています。椋の実を集めている時にジャングルジムの中を通った時にこの穴を見つけました。穴を見つけると入れてみたくなるのが子どもの習わしです。しかも穴と椋の実はシンデレラフィットでした。こんな気持ちいいことがあるでしょうか?小さな手で夢中に詰めていました。
自然物と人工物の大きさを見比べる中で、同じ大きさに気付き、好奇心を持って遊びをさらに深められたと思います。
2026年3月3日火曜日
服にくっつくハンバーグ
どれがよく滑る?
2026年2月16日月曜日
椋の実ころがし
園庭遊び中、マルチパネの溝に何かを転がしているRちゃん。小石かと思ったら、椋の木から落ちる丸い実でした。溝をレールにしてコロコロ転がる実が面白かったようで、指で突きながら転がして楽しんでいました。その様子をじっと観察していると、こちらに気づき、「先生、あっちに落ちてるから拾っておいで」と椋の木の方を指さして教えてくれました。
今回の名もなき遊びの中には!
・木の実をボールに、玩具の溝をレールに見立てて転がす姿には、自然との関わりや思考力の芽生えを感じます。
・こちらの様子に気付き、同じ実が落ちている場所を教えてくれる姿には、道徳性の芽生えと言葉による伝え合いがありました。(K.N)
雪だるま風(ふう)泥だるま
寒さが増し、園庭の土がぬかるむことが多くなってきました。そこで泥を使ってお団子を作るTくん。湿っている土はお団子が作りやすく、近くにあったサッカーボールの上にお団子を乗せ始めます。「何を作っているの?」と聞くと「雪だるまだよ」と、サッカーボールとお団子を雪に見立てて雪だるまを作っていたのです。その後「鼻も作らないと」と言い、畑で育てている人参の様子を観察している姿もありました。 今回の名もなきの遊びの中には! サッカーボールの安定が特に難しく、バランスが取れるように何度も挑戦する「健康な心と体」、ボールと泥団子を組み合わせて雪だるまだと見立てる「豊かな感性と表現」、どのようにすればバランス良く積み重ねられるか「思考力の芽生え」が見られました。(R.K)
2026年1月8日木曜日
りんごかもしれない
運動会で活躍した赤い玉入れの玉。それを生け垣の枝に置き始めたKちゃん。「りんごの木!」と言いながら木に実らせていました。それを見ていた同じクラスのお友達も一緒になって赤い玉を生け垣に置き、リンゴ農園が出来上がりました。全ての玉を置くと、りんごが実ったことに大満足な様子。その後乳児組のお友達がバケツにたくさん玉を入れ、りんご狩りを楽しんでいました。
今回の名もなき遊びの中には!
玉入れの玉を見て「りんご」みたいだと想像する豊かな感性と、玉を生け垣の枝に置いてりんごの木に見立てる表現力が培われています。友達と一緒にリンゴ農園を作ることで協同性も感じられます。(M.O)
落とさずに回せたらいいことがあるかも
キッチンコーナーでジュースを飲む真似っ子をして遊ぶTくんとKくん。Tくんが休憩のつもりで置いたところがキッチンの蛇口。すると、偶然蛇口がくるくる回るのに気づきました。ジュースが落ちないようにそっと回すTくん。その様子を見たKくんも近づき、順番に回しながら楽しむ姿が見られました。置くのも難しい場所でしたが、落ちてしまっても「もう1回!」と何度も挑戦する姿が見られました。
今回の名もなき遊びの中には!
ジュースが落ちないように力加減を工夫したり、何度も挑戦する姿が見られました。友だちと順番を守りながら楽しむ経験は「協同性」を育て、どうしたらうまくいくか考えることで「思考力の芽生え」につながります。夢中になって楽しむ姿には「豊かな感性と表現」、手先を使って挑戦を続ける姿には「健康な心と体」が芽生えました。(A.K)



