2017年11月29日水曜日

的当て


年長児のRくんとSくん。木箱を的にしてボール投げを始めました。ドッジボールの延長なのか・・・?ダーツの経験があるのか・・・?
この木箱は重量があり、普段はお風呂にしたり、車にしたり、テーブルにして遊んでいますが、友達とイメージを共有しながら一緒に遊ぶ姿が見られました。
                               (A.I)

フラフープ。その②

2歳児のKくんはフラフープを使った面白い遊びを見つけ出すことが上手です。
(以前にもフラフープで創作ブランコを紹介しました)
FくんとKくんはフラフープを枝に引っかけて遊んでいました。枝のしなりや反動で身体が〝ビヨ~ン、ビヨーン”と弾む感覚が楽しいようです。枝の太さをしっかりと見極めてることがポイントのようです。
                            (A.I)

雨どい①(遊びにおける科学的プロセス )


 【はじめに】
 以前から園内では大人気の遊び「雨どい+ボール」。この遊びは、ここ数年で年中児や年長児が友だちと協力したり、試行錯誤を繰り返しながら発展しつつある遊びである。

1.【出会う】
 この遊びをしている写真の男児も、乳児の頃から自分たちよりも大きいお兄さんやお姉さんの遊び方に憧れて見ていたり、異年齢で遊びながら興味を持つようになった。

2.【心に火花が飛ぶ】
 いざ組み立てながら遊んでみると、ボールが長く転がることへの〝楽しさ”を体感すると
共に雨どいの先端(最後)まで転がっていくことにも〝快感”も覚える。

3.【見通しを立てる】仮説
 遊びながら゛もっと雨どいは長くつなげられないだろうか…”〝最後までボールが転がるだろうか”〝ボールは直線を転がるだけでなく曲がらないだろうか”等という疑問が生じる。

4.【やってみる】検証
 友達と協力しながら雨どいは長くつなげられたが、実際にやってみると長くなるほど途中でボールが失速してしまった。試行錯誤をしながら遊んでいるうちに、傾斜をつけるとボールが雨どいの先端(最後)まで転がりやすいことがわかった。
子ども達の次なる目標は〝どうしたらボールが直角に曲がって転がっていくのか”ということ。成功と失敗を繰り返しながら日々模索中である。





2017年11月18日土曜日

フラフープ。その①(創作ブランコ)

2歳児のK君とKちゃん。この写真の前日はK君がフープを出入り口にひっかけて遊んでいましたが、ある拍子にフープに座ってみると足を上げても落っこちない!!
「ブランコみたい!!」ということに気付きました。
それを見ていたKちゃん。「入~れ~て~♡」と言って2人仲良く遊んでいました。
道具や遊び方にとらわれない子どもの発想に感心しました。
                               (Y.A)

砂風呂…?

0歳児のAちゃん。新しくタイヤで作った砂場でたわむれて遊んでいました。
きっと自分だけの空間で居心地がいいのでしょう。
砂を手で触り「ひんやり」「気持ちがいい」「痛い」など、まだ言葉には出来ないけれど感触を感じながら集中して遊んでいました。
遊びが満足すると、また違う場所へ・・・。
遊びを保障してあげられる環境が大切なことを改めて実感しました。
                                (T.T)

マットの上で・・・

いつもは登ったり、降りたりしているマットの山でお友達と仲良く並んで寝転がり足をバタバタさせて遊んでいる1歳児の女の子♡
手や足をバタバタさせたり、マットをたたいて音を鳴らしてみたりと普段とは違った遊び方に担任も遊びの広がりや展開を学びました。
                             (T.T)

感触


園庭の木陰で遊んでいた1歳児のKくん。滑り止めマットの穴を発見し、上から下から触ってみるうちにクッキーのように形になって出てくることに気が付きました。
絶妙な力加減で砂の塊は割れてしまいますが、何度も何度も型から外して楽しんでいました。
                              (T.T)

2017年11月10日金曜日

落ち葉で②(遊びにおける科学的プロセス)



1.【出会う】 
 その後、落ち葉の集め場所は土管の中へと移りました。集めた落ち葉の上に座り、「ふかふかしてる」と喜んでいます。その様子に釣られて、0歳1歳の子ども達も集まって来ました。
 興味深々で土管の中を覗き込む小さな子どもに変わり「入れて」と代弁すると、快く入れてくれました。土管の中は、先程よりも範囲が狭くなった分集められたという満足感が高いようです。
 
2.【心に火花が飛ぶ】
 暫く感触を楽しんだ後、A君が山のような落ち葉を目の前に焼き芋をやりたいと言い出しました。賛同する周りの子ども達。すぐに芋畑で芋探しが始まりました。しかし、つい先日乳児が芋掘りをしたばかりの畑です(幼児は芋掘り遠足がありました)。お目当ての芋が残っているのか不安が過りましたが、見守る事にしました。
 絡まり合ったつるを引っ張り直し、芋を探します。以外にも、芋と呼べる代物が見つかり喜ぶ子ども達。収穫物を落ち葉の中に埋め、火を付けようと意気込んでいます。


3.【見通しを立てる】仮説
 どうやって火を付けるか問いかけると、「ライター」「虫眼鏡で太陽を照らす」と意見が出てきました。「ライターは大人が使う物だから貸せないな」「虫眼鏡を陽に照らすのは、園長先生に確認してみよう」。そう言って確認すると、「ごめんね、今日は園長先生見てあげられないから使えないな」と答えが返ってきました。
 焼き芋の場に戻り暫く沈黙が続いた後、「そうだ」とA君が口を開きました。「この前首に縄をやってごしごししたら燃えそうになった!だからやってみよう!」。縄を首の後ろに掛けて擦り、思わず「熱い!」と叫ぶA君。その面白さに、見ていた子どもが笑います。「それじゃあA君が燃えちゃうね」と見兼ねた職員が言います。するとB君が「キャンプでは木でやってたよ」と意見をくれました。

4.【やってみる】検証
 園庭の木に縄を掛け、最初はA君が一人で擦ります。「湯気が出ない」と一言。「湯気じゃなくて、煙ね」と職員。2回目は2人で、3回目は3人で、と人数は増えていきましたが、人数が増える毎に擦るスピードは減速し、摩擦が起きそうには思えませんでした。

5.【見通しを立てる】仮説
 諦めの空気が漂ってきた時、A君が新たな案を立てます。「こっち(日向)は暑いよ。土管の中じゃあ太陽が当たらないから、こっち(日向)にして擦ったら燃えるかもよ」。暑い場所に移動したら燃えるかもしれないと、虫眼鏡で陽を照らす原理から見立てたのでしょう。そうして次の作戦に移ろうとした時、片付けの声が掛かりました。

 
 
 長い時間をかけても答えまで辿り着かない事に大人はやきもきし、また、子どもの見通しの立て方に驚き、時に感心し、楽しい思いでやり取りを見ていました。
 今回のミソは「正しい答え」に辿り着かなかったことではないでしょうか。遊びの中で子供たちはいくつもの「仮説」を立て、「検証」を行っています。時には大人の想像にも及ばない「仮説」を生み出すことさえあります。はじめから「正しい答え」を教えてもらっていたら楽しさは半減、学びも半減です。すぐに答えに辿り着かなくてもいいのです。それが遊びの特権であり、醍醐味なのでしょう。 科学もこういう一見遅々とした歩みを繰り返すことで、現在のように高い水準まで発展してきました。子供たちの様子を見ながら、遊びのなかにしっかりと「科学の芽」があることを実感した次第です。


                             (A・H)

2017年11月7日火曜日

落ち葉で①(遊びにおける科学的プロセス)



1.【出会う】
 落ち葉が園庭の地面をうっすらと染め、時おりふく風が葉を巻き上げ、まるで落ち葉達の会話が聞こえてくるようです。
 園庭の一角では、箒を手に落ち葉を集める子どもの姿があります。職員が入れてと言うと、「これは布団なの。まだ小さくて先生は入れないよ、ほら。」と寝て見せます。確かに、まだ入れそうにもありません。

2.【心に火花が飛ぶ】
 その後も数人で箒を使い、落ち葉を地道にかき集めていましたが、持っていた箒を徐に置き、柵を運んできました。

3.【見通しを立てる】仮説
 何をしているのか尋ねると、「この方が一杯集められる」と答えがありました。面積の広い物を代用してみようと思いたったようです。

4.【やってみる】検証
 実際にやってみると、柵で集める方法は長くは続きませんでした。結びつけた縄を引っ張っていた子どもが「重い」と一言。”重さが障害になる”とやってみて分かったのでしょう。


                                                                                  (A・H)

)


 

2017年11月6日月曜日

大会?変身?


 園庭に木のベンチが並んでいます。そこでAくんとKくんが登ってはジャンプで降りて、登ってはジャンプを何度も繰り返していました。どっちがジャンプするのが上手なのかを競っているのか、それとも大好きな仮面ライダーの変身ごっこをしているのか…気になり見守っていたのですがふたりは顔を見合わせながらとっても楽しそう。何をしているかではなく一緒に遊びを共有しているのが大事なのですね!…ちなみに5分以上は休みなしで飛んでいました。目が回らないのも子どもならではなのでしょうね…。

                                    (M・K)

傑作!ぐねぐねスライダー!!



 何をして遊ぶ?と子ども達に聞くと「積み木と指人形が良い!」と提案をされました。何で遊びたいなんて言えるようになったのだな~と感心。と同時に成長に感動しつつ、準備をしました。遊び始めると、「家を作る」「積み上げる」だけではなかったのです。積み木を高いものから低いもの、円錐だけでなく四角いもの…色々な形を集め綺麗に並べていました。何を作っているの?と聞くと「これはねぐねぐねスライダー!すごいでしょ!」と自慢げな顔を見せてくれました。このぐねぐねスライダーに挑戦するのは…選ばれた指人形たち!「うわー落ちる―!」等と指人形にまでなりきってしまう(というより命を吹き込んでいる?)子供たちでした。

                              (M・K)