2023年10月11日水曜日

そこに穴がある限り 


0歳児のクラスでは穴に物を落として楽しむ玩具がブームです。丸い穴にはカプセルを入れ、細長い穴にはコインを入れて遊びます。手元にカプセルがなくなってしまうと、近くにあったままごとのニンジンやスイカを入れ始める子どもたち。「コップは入るけれど、フライパンは入らない…。」「マラカスは横向きだと入らないけれど縦にすれば入る…。」きっと小さな子どもたちの頭の中ではいろいろなことが考えられているのでしょうね。試行錯誤しながら、時々強引にねじ込みながら…部屋中の玩具を次々に穴に入れて楽しんでいました。

今回の名もなき遊びの中には
決まった形のものだけでなく、近くにある様々な形の玩具を穴に入れようとすることで、図形や大きさ等の感覚を遊びながら学んでいる姿が見られます。(S.K)

虫たちのボルダリング

 


緑色の長椅子を木に見立て、そこに手作りの虫を置いて何度も遊んでいたAくんとBくん。ある日そこに新しいアイテムが加わりました。よく見てみるとブロックの付いたオモチャ箱の蓋が立て掛けられています。「虫がボルダリングに登って、木の上の樹液を食べている」とのこと。虫が大好きなAくんとBくんならではの発想でした。

今回の名もなき遊びの中には

保育室にあるものを駆使して木やボルダリングを用意し、手作りの虫を遊ばせるという発想に豊かな感性と表現を感じました。虫のすみかや特性を知り、再現しようとする姿には自然や生き物への親しみや興味関心が感じられ、遊びの中で自然との関わりを持っていました。

また、友達とイメージを言葉で伝えあう力、協力しながら一つの遊びを進める協同性が育っている姿も見られました。(M.O)


2023年10月7日土曜日

風に吹かれて

園庭の砂が気候の影響で乾燥しており、通った人の足跡がくっきりと付くようになった。それに気づいたHちゃんが、線を書き足して絵を描いた。

靴底の模様ってこんなにいろいろなんだ。誰かの顔や、かわいいお花みたいだね。

秋風が吹き、人が通りすぎたあとはすぐに消えてしまう。まるで夏の思い出のように。(N)