2017年12月6日水曜日

雨どい②(遊びにおける科学的プロセス)

1.【出会う】
 1枚目の写真は、木製レールであり、これは男性保育教諭の仕掛けである。
(最近、T先生はクラスや保育園内の環境設定を子ども達が使いやすいように見直しており、ホームセンターで木材を購入しては机や鉛筆立て等を作っている。この写真のレールも子どもの遊びに発展できないものか・・・とおもちゃ箱に置いておいた。)

2.【心に火花が飛ぶ】
 「この木(レール)、ピタゴラスイッチで使ったら面白そう」とSくん。
どこに木材を運ぶのかとついて行くと園庭の木製遊具の隙間に設置し始めました。
(写真①)
 また、レールの向きが上下左右に変えられることに気が付くと益々嬉しそうな表情に変わりました。(写真②)

3.【見通しを立てる】仮説
 〝この隙間(写真①)にはボールが入らない”と予想したSくん。一緒に遊んでいたAちゃんと、転がるものを考えました。
2人で周囲を見回した結果”砂・どんぐり・石・葉”など身近にある自然物を拾い始めました。

4.【やってみる】検証
 白砂は流れるか?         結果.「勢いよく流れた」      
 
 ならば、黒砂は?         結果.「途中で止まった」

 白砂と黒砂を混ぜると?       結果.「ゆっくりだが、流れ落ちる。
                          黒砂は止まった」

 黒砂が流れづらかったので、レールをきれいにして再度試してみることにしましたが、やはり思うようには流れ落ちませんでした。その後も白砂と黒砂の割合を変え色々試しながら遊んでいるうちに〝白砂のようにサラサラしていると流れやすい”という発見がありました。

 視点を変えた2人。
 どんぐりは転がるか?        結果.「勢いよく転がった」
  その後も、遊びは続きました。

                             (Y・A)














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