2022年3月29日火曜日

的外れなところに的はあるものよ

 

 ガシャーン、ガシャーンと聞き慣れない金属音が園庭に響きました。普段は聞かない音です。「一体何をしているんだろう?」眉をひそめて覗き込むと、園舎のフェンスにボールが当たる音でした。でも、決していたずらをしている訳ではありません。本人は真剣です。
 少し前に宝島の横にフープの「的あて」があり、みんなでボールを使って当てっこをしていました。その時はフープは1つでした。きっとA君はフープ置き場を見た時に、的あてがたくさんある!と思ったのでしょう。輪っかをめがけて次々と当てていったのです。
「よく見つけたものだな。」と思わず感心してしまいました。大人からすると、そんなところでしなくても・・・と思ってしまいますが、子どもの気持ちからの視点で見ると「誰もいない、絶好の良い遊び場所を見つけたぞ」と自慢したくなる場面でしょうね。A君、すてきな遊びを見つけたね。
しばらくすると、この楽しそうな遊びに沢山のお友だちが集まり、熱き戦いが繰り広げられるのでした。(K.C)

今回の名もなき遊びの中でこんな育ちがありました。
・自分で遊ぶ場所や内容を考え挑戦する。・・・①健康な心と体
・友だちとみんなで競い合う・・・③共同性


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