2024年10月1日火曜日

 入らない玉  

 


年長児の運動遊びに向けて、玉入れの道具を準備した次の日のことです。2歳児クラスのS君が園庭倉庫から柔らかい玉を一生懸命運んでいます。何をするのかと見守っていると宝島下に常設された雨樋のピタゴラ装置に乗せ、転がる玉を見つめていました。何度か転がすと何かひらめいたようで、お砂場用の小さなバケツを着地地点に置きました。バケツの中に玉は入りません。年長児だったらバケツの位置を調節するでしょう。しかしまだ2歳児、バケツの位置は変えずに何度も玉を転がしいつか入るのではないか?とチャレンジしていました。

今回の名もなき遊びの中には

玉を転がしているうちに、最後に玉が入る場所があったら面白いのではないかと感じバケツを着地地点に持ってきたことに思考力の芽生えが感じられました。今の年齢でこの経験が積み重ねられ、大きくなった時にさらに面白いことを考える力が付いていくのではないかと思いました。 (S・T)


タンバリンと扇風機  

 


お部屋で楽器遊びをしていたAくん。きれいなカラーテープつきのタンバリンを使っていました。ふと近くにあった扇風機に目をやったかと思うと、タンバリンを扇風機にかざします。カラーテープが風になびく様子をじっと見つめていました。しばらくすると、今度はタンバリンの角度を変えてみます。カラーテープのなびく方向を確認しているようでした。そのうちに「この穴に入れてみよう」と呟くと、タンバリンの側面に開いている穴から風を通したらどうなるかを、確かめていました。

今回の名もなき遊びの中には

風になびくテープを見て面白い、きれいだと感じる豊かな感性と、1つの閃きから、次はこうしたらどうなる?と考えを巡らせ試していく思考力の芽生えが感じられました。(M.O)