2020年10月9日金曜日

穴から見える景色

 砂遊びを楽しんでいた0歳児クラスのSくんの動きがふと止まった。長いこと止まったままのSくん・・どうしたのかな?と近づいてみると、目の前にあるタイヤブランコの穴の中から見える景色が不思議なのか?誰かがタイヤブランコに触れ、少し揺れると、タイヤブランコの動きに合わせて頭を揺らし動く穴の中からの景色を見ていました。

宝保育園の手作り玩具「パクパクくん」。口の開いている穴に食具の練習として食べ物を入れる遊びですが、穴が気になった2才児のEちゃんは、その穴から見える景色に嬉しそう。



マルチパネルの橋を作り、遊んでいた時のこと。1才児のMちゃんが、橋の下に潜り込み止まった。何かな?と思ったら、穴から一生懸命覗いていたのです。その姿を見たお友達のHくんが上から穴を覗き込み、二人の目が合い嬉しそうに笑い合っていました。





子どもにとって、穴とは、いつもとは違った風景が見える不思議なものなのだろうな・・・

                                     (Y・K)


*私達保育教諭は、日々の保育の中で、「幼児期に育ってほしい10項目」が育つように心掛けて保育を行っています。

   


今回の名もなき遊びの中でこんな育ちがありました。

タイヤブランコの動きに合わせて頭を揺らし動く穴の中からの景色を見ていました。」→(思考力の芽生え)(数量・図形、文字等への関心・感覚)

「食具の練習として食べ物を入れる遊びですが、穴が気になった」→思考力の芽生え)
「橋の下に潜り込み止まった。何かな?と思ったら、穴から一生懸命覗いていた」
思考力の芽生え)

「その姿を見たお友達のHくんが上から穴を覗き込み、二人の目が合い嬉しそうに笑い合っていました。」→協同性)




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