2024年12月26日木曜日

滑るものの正体 


この日は気候が暖かく、みんなで遊歩道へ散策に行きました。まつぼっくりやバッタなど、季節ならではの遊びを楽しんでいると、Tくんがつるっと滑りそうに。見てみると地面にはどんぐりがたくさん落ちています。最初はびっくりしていたTくんですが、その正体がどんぐりだと気付くとたちまち笑顔に。自分でどんぐりを並べて滑る遊びを楽しんでいます。その楽しそうな姿にYくんもやってきて一緒に遊び始めました。そしてYくんは割れたどんぐりよりもまるっとしたどんぐりのほうがよく滑ることに気づき、「まるだ、まる」と言いながら並べては滑って2人で笑い合っているのでした。

今回の遊びの中には

暖かい気候のなかで自然とふれあいながら体を動かして遊び、健康な心と体を育んだり、自然や生命との関わりが見られました。また、自分で考えたり友達とやり取りをしながら、丸いどんぐりのほうが滑りやすいことに気付く過程で、数量や図形への関心、感覚や豊かな感性、言葉による伝え合いが見られました。(S.N)


三輪車フリースタイル


お外に出ると、一目散に三輪車に向かう子ども達!この日も三輪車を手に入れた子が思い思いの遊び方で楽しんでいました。よく見ると、足が届いている子と届いていない子がいます。

成長と経験の過程の中で、自分で出来るようになった喜びや、自分の力で好きな場所へと進んでいける楽しさ。いつもより高い位置から周りを眺める楽しさと、先生に押してもらえる喜び、乗る以外の楽しみ方を満喫していました。子ども達にとって三輪車は、色々な楽しみ方のできる宝庫のようです。

今回の遊びの中には

つま先を使う・バランスをとることで健康な体が作られます。また、乗ること以外での楽しみ方をすることで豊かな感性を培うことが出来ます。(H.N)


2024年12月9日月曜日

隙間を有効活用  


 カードを容器の中に落とす遊びを楽しんでいたKくん。気がつくと、カードを入れる容器がどこかへ行ってしまいました。するとKくんは、座っていた畳の隙間にカードを入れ始めます。カードの向きを横で入れてみたり、縦で入れてみたりしながら、畳からはみ出る大きさの違いも感じているようでした。その後、近くで見ていた他の子どもたちもKくんを真似して遊びを楽しみ、子どもたちの遊びの広がりを見ることができました。

今回の名もなき遊びの中には カード落としのカードを畳の隙間に入れ、遊びを変換する想像力から豊かな感性と表現が見られました。カードを畳と畳の隙間にカードを入れるという遊びの広がりに、発想力の豊かさを感じました。(A.K)




砂のすべり台


砂遊びを楽しんでいたSくん。近くにあった滑り台に砂を置いてみると、乾いた砂はスルスルと下に滑り落ちていきます。その様子に面白さを感じた様子で、何度も滑り台にせっせと砂を運びます。最初はただ砂を手ですくって置いていたSくんでしたが、ドサッと勢いよく置いてみたり、優しくサラサラと手の間から落としてみたり、様々な砂の感触と、形が変わる砂の姿を楽しみながら、砂との滑り台の時間を心ゆくまで楽しんでいました。


今回の名もなき遊びの中には

土や砂という自然との関わりの中で、滑り台という角度があり滑るものに乗せたらどうなるか?と考え、滑らせてみるという発想に驚かされました。また、砂の置き方で形の変化を楽しむ姿から、豊かな感性と表現力の広がりを感じました。(C.Y)

2024年11月7日木曜日

砂場にタコ 

 



砂場の方から「先生見て!」という5歳児の子の声が聞こえてきます。行ってみると、そこには凸凹としたものがたくさんできていました。作り方を聞いてみると①小さな山を作り真ん中を窪ませる、②その窪みに水をかける③周りの砂を払っていく。すると、水で固まった砂だけが綺麗に残り、凸凹の作品が完成するのです。「タコの吸盤みたいでしょ!」と、砂場中にたくさんの吸盤を作っていました。吸盤を作り終えると、「この土の凸凹で今度は何が作れるかな?」と次の作品に取り掛かっていました。


今回の名もなき遊びの中には

砂と土だけを上手に使ってタコの吸盤に見立てようとする豊かな感性と表現力、友達と協力して1つの作品を作り上げる共同性が感じられました。また、どのくらい吸盤が出来上がったか数を数える姿からは、数量や図形への関心・感覚の芽生えを感じます。次はどんな作品を作るか相談したり、それを形にするために考えたりする思考力の芽生えも感じ取れました。(I.F)


土のにおい

 


畑でお芋掘りをしたのは先週のこと。お砂場が好きな子ども達ですが、あれからちょっと違ったお砂遊びに夢中です。やってきたのは年長さんの畑。空いたプランターにはお芋掘りをした時と同じ色の濃い土が入っています。白く見えるのは肥料で、土を掘るとお芋掘りの時と同じ匂いがします。一人の子どもの洋服に土が付きました。手で払い落とそうとしますが砂場の砂とは違いなかなか落ちません。更に掘っていくと小さな昆虫が出てきました。これも砂場では体験できないこと。子ども達の心を掴んで話さないのはそんなところにあるのかもしれません。

今回の名もなき遊びの中には

手で触れながら、土の匂いや感触、生き物にも触れ合える。そうして自然との関わりを楽しんでいるのでしょう。(A.H)


2024年10月1日火曜日

 入らない玉  

 


年長児の運動遊びに向けて、玉入れの道具を準備した次の日のことです。2歳児クラスのS君が園庭倉庫から柔らかい玉を一生懸命運んでいます。何をするのかと見守っていると宝島下に常設された雨樋のピタゴラ装置に乗せ、転がる玉を見つめていました。何度か転がすと何かひらめいたようで、お砂場用の小さなバケツを着地地点に置きました。バケツの中に玉は入りません。年長児だったらバケツの位置を調節するでしょう。しかしまだ2歳児、バケツの位置は変えずに何度も玉を転がしいつか入るのではないか?とチャレンジしていました。

今回の名もなき遊びの中には

玉を転がしているうちに、最後に玉が入る場所があったら面白いのではないかと感じバケツを着地地点に持ってきたことに思考力の芽生えが感じられました。今の年齢でこの経験が積み重ねられ、大きくなった時にさらに面白いことを考える力が付いていくのではないかと思いました。 (S・T)