目の前をずいぶん賑やかな乗り物が通りました。よく見ると、三輪車のハンドルにスコップやシャベルがいくつも掛けられています。Aくんが足を止め、シャベルを持った腕を前後左右に動かしています。どうやらシャベルで操縦をしたいようで、安定する箇所を探しているのです。引きすぎてハンドルから外れてしまったり、押しすぎて中心に寄りすぎてしまったりを繰り返しています。Aくんにぴったりと寄り沿う乳児クラスのBくんが、その様子をじっと見つめていました。
しばらくしてようやくシャベルが安定したようです。次の目的地に向かって、再び二人で走りはじめました。黙々と遊ぶ2人の姿を見て、言葉を交わさなくてもシンパシーを感じて遊びを楽しむ子どもの関係性に感心しました。
(A.H)
「アニキ、ここに引っ掛ければいいんじゃないすか?」
返信削除「そうだな。おっ、手ぇ挟まないように気を付けな」