2022年9月7日水曜日

秋の音楽家

 


 涼しくなる日も増えてきたため、園外のお散歩に出掛けたふたば組のお友達。

大きな遊具の登り棒の下で砂遊びをしていたAくん。しばらくすると、どこからか「カンカンカン」と小さな音が。見てみるとAくんが小石を登り棒に打ち付けていました。音が鳴ることに気がついたのか時折小石を変えて「カンカン」と鳴る音を楽しんでいました。色々な小石たちを自分の周りにコレクションのように並べ、満足げなAくんを見て、指先を上手く使える繊細さや音の違いを楽しむ感性に驚きました。(A.Y)


・今回の名もなき遊びから!

 音が鳴ることに気が付き、小石を変えて音の変化を感じ、それを楽しむ姿に「思考力の芽生え」を感じました。

また、身近にあった自然物の小石や登り棒を特に意識せず、ふいに行った行動であったとしてもそこから遊びに取り入れ、不思議さを自分なりの方法で確かめる姿から「自然との関わり」が見られ、そこから「豊かな感性」に繋がっていくのだと感じました。


2022年9月5日月曜日

トントン【たから用語】

子供を寝かしつける際に、お腹や肩などを手や指先で優しくリズミカルにたたくこと。保育園においてはお昼寝やままごとのの場面で使用される。
用例:「先生、トントンして」「先生、トントンしないで、もう赤ちゃんじゃないから!」 
参考:トントンだけでは伝わりにくい場面などでは語頭に「お昼寝」を付した「お昼寝トントン」という用例も報告されている。
ちなみに関係ないが、以前赤ちゃんの食事のお手伝いに来ていただいていたAさんは、事務室の戸をノックする際に、手で叩くのではなく、声に出して「トントン」と言うチャーミングな方であった。

たから用語とは・・・
当園の中だけで通用する言葉を「たから用語」という。それを言い表す的確な日本語がない「一連の行為のかたまり」や「もの・こと」を表すための造語である。既存の単語に別の意味を持たせたり、単語同士を組み合わせたり、あるいはオノマトペを借用することが多い。
新人の先生は入職するとまず2800ページからなる『たから用語大辞典』を手渡され、3日で暗記してくることが求められる(うそです)

2022年7月12日火曜日

積み木が押した変身スイッチ

 保育室内で大好きなプラレールを組み立てていた男の子たち。普段はプラレールセットの中のもので2段にしてみたり、長く繋げたりしている事が多いですが、この日は集中して何かをしている様子がありました。

 少し離れて見ていると「先生!できた!見に来て」と興奮気味。何を作ったのか見に行くと「電車にトンネルを作ったんだ!」と積み木の手作りトンネルを披露してくれました。

「もう少し長くしたいんだよね・・・あといくつ持ってくればいいかなあ」と、このあとどうしていくか想像して、大好きな電車の世界観を広げていました。想像したものを身近なもので作り上げていこうとする意欲が素晴らしいなと感じました!(M.S)


今回の名もなき遊びの中から!

・想像してトンネルを作るという発想は、豊かな感性と表現が育まれています。

・あといくつ持ってくれば長く出来るか考える姿が見られ、数量や図形への関心が高まっている様子がありました。


三輪車スタンプ

リレーをしたいというすみれ組の子どもの声から保育教諭が園庭に白線を引いていると、すずらん組のAくんが四輪車を走らせてやってきました。すると、保育教諭が引いた白線を道路代わりにして遊び出しました。何度も遊んでいるうちに段々、タイヤが白くなっていき、Aくんが通る道に白い線がついていることに気が付きました。Aくんはそんな楽しい経験から、自ら四輪車のタイヤに白い粉をつけ、スタンプのようにコロコロ転がし、たくさんの線をつけて楽しんでいました。元の遊びである線路遊びから本児の発見により、タイヤスタンプ遊びに!

遊びの中で自ら気づき、また新たな遊びを見つけたAくんの発想力に感心しました。(M,K)

今回の名もなき遊びの中から!

タイヤに白い粉がつき、自分が通った道に線がつくことに気がついたAくん。そんな姿から思考力の芽生えが育っていることが伺えます。また、タイヤに白い粉がついて、自分が通った道に線ができることに気がついた線路遊びから、自らスタンプ遊びに発展させたAくん。そんな姿から豊かな感性と表現、自立心も育っていきます。


2022年6月21日火曜日

魅惑のスライダー

 

すずらん組保育室にある、「ジュース屋さんコーナー」。ジュースに見立てたものを筒に入れて、ドリンクバーのようにして遊ぶことができます。しかしそれ以外にも、子どもたちが「こうしてみよう!」と考えながら、工夫して遊ぶ姿が見られました。

Aちゃんは、長い筒を通って物が出てくることが面白い様子で、出てきたものを拾っては入れて…を何度も繰り返します。チェーンがうまく入らないときには、きちんとのばして入り口を通りやすくして…と、真剣な表情です。それを見ていたBくんは、出口のところにカップを置いて、筒と壁の間に上手にはさんで固定していました。「入れたものは出てくるかな?」「カップの中にうまく入るかな?」といった、2人のワクワクした気持ちが伝わり、見ていてこちらまで楽しくなりました。(M.O)


今回の名もなき遊びの中から!

・玩具をスムーズに通す方法や、落ちてきた玩具を受け止める仕組みを考え、試す姿から、思考力が芽生え、育っていることを感じました。(思考力の芽生え)

・お友達の存在や行動を受け入れて、同じ遊びを一緒に楽しむ姿から、「協同性」の育ちが見られました。

2022年5月18日水曜日

忍法!頭かくして足かくさず!

園庭の道路側のフェンスには日除けネットが張ってあります。ふと見ると、かわいいお友達の両足だけがたくさん並んでいます。I先生の後ろ姿も見つけましたよ。「何しているの?」と聞いてみると、「自動販売機があるよ〜。」「車がいっぱい通っているよ。」「お空〜」と3歳児クラス組のお友達の賑やかな声が返ってきました。せまいネットとフェンスの隙間からのぞく景色は、いつもと違う世界に見えるのかもしれません。みなさんもためしてみてください!

2022年5月6日金曜日

地底生物の研究者

 園庭の一角に器を広げて何やら中を覗き込む子どもたち。近づくと、器いっぱいに敷き詰められた草が見えました。何をしているのかな?おままごとでもしているのかな…。そんな疑問を持ちながらも、子どもの様子を見守ります。しばらくして遠くの方で、一人の子が呼ぶ声が聞こえます。どうやら虫を見つけたようで、集まっていた子どもたちも器を手に飛んで見に行きました。そこでようやく、この器は昆虫の住み家だという事が分かったのです。

 遡ること一週間前。垣根の近くでアリが幼虫を運んでいる姿を見つけた子どもがいました。昆虫の行く先には一つの穴があり、子どもたちはその先がどうなっているのかとても気になっている様子でした。そんな時に出会ったのが「地面の下のいきもの」という絵本です。それが今回の”生き物の住み家”への関心に繋がっているのかもしれません。子どもの遊びは複雑です。さまざまな経験が交差し、今日の遊びへと繋がっているのかもしれません。子どもの「知りたい!」の先に生まれる遊びは何だろう…今日も子どもの遊びを観察し続けます。(A・H)

*私達保育教諭は、日々の保育の中で、「幼児期に育ってほしい10項目」が育つように心掛けて保育を行っています。

今回の名もなき遊びの中でこんな育ちがありました。

・昆虫を見つけ、動向を探る…⑦自然との関わり・生命尊重

・昆虫の住み家仲間と作る…③協同性 ⑩豊かな感性と表現