2025年12月15日月曜日

風にそよぐお花紙

 


製作で、お花紙を使用していたときのことです。いつも製作で使う紙よりも薄い素材の紙に興味を持っていたHちゃん。窓から風が入ってきた際に、ひらひらお花紙が動くことを発見しました。ひらひら動くたびに「あはは」と楽しそうでした。その後も「ひらひらしているね」とやりとりをしながら一緒に楽しみました。改めて、遊びの中にはたくさんの発見や気付きがあることがわかる場面でした。

今回の名もなき遊びの中には!

紙が風でなびくことに気が付き、繰り返し楽しむ思考力の芽生えや、身近な自然現象への関心が高まる姿が見られ、自然との関わり・生命の尊重も育まれていることを感じます。(M.I)


マジックなテープ

 


マジックテープ付おままごとで遊んでいたKくん。手元が滑り、持っていたいちごがコロコロと転がると、ズボンにペタリと貼り付きました。「うわぁ!くっついたよ!」と嬉しそうなKくんの声につられて、お友達も集まってきます。おままごとから様々な食べ物を持ってきて「これもくっつくかな?」と貼り付けてみたり、車を持ってきて「これは?」と試してみたりする姿が見られました。その光景を見ている大人からすると、「それはくっつかないかも…。」と思うものでも、子どもたちはキラキラとした顔で挑戦している姿が微笑ましかったです。なかなか、貼り付くものは発見できませんでしたが、それでも諦めずに挑戦する子どもたちでした。

今回の名もなき遊びの中には!

・お友だちと協力して、様々なことに挑戦しようとする共同性。

・どれならくっつくか考えてみる思考力の芽生え。

・「これならどう?」と声を掛け合う言葉による伝え合い。

・偶然から生まれた遊びを更に発展させようと考える豊かな感性と表現

が芽生えました。(I.F)

かわいい「たべもの」

 

「あれ?寝ちゃったのかな?」と思うほどリラックスをしているKちゃん。何をしているのかな?と見てみると、なんと!おままごとの「たべもの」入れにすっぽり入っていました。しかもお皿を背もたれにして、リクライニングチェアのようにしていました。給食の後ということもあり、お腹はいっぱいで大満足!窓からの日差しを浴びながら、とても気持ちが良さそうでした。

今回の名もなき遊びの中には!
2歳児になると、見立て、つもリ遊びが増えてきます。この遊びの中には、イメージをする力や物を見立てる力が育っています。「何かに見立てる」「何かになったつもり」「何かをしたつもり」という遊びを繰り返し楽しむことで、想像力が豊かになり遊びも広がっていきます。


2025年12月3日水曜日

水蜘蛛の術

園庭で水遊びをしていると、砂場に大きな水たまりが出来ました。「気持ちがいいね」と裸足で砂場に入り、ぺタペタの感触を子ども達と一緒に楽しんでいました。すると丸型の玩具を持ってきて水の中へ投げ入れて遊び始めました。しばらく様子を見ていると「ここにのってみて」と声をかけてくれたので担任ものってみました。
「………」大人の重さでは、わかりにくいのですが、なんとなく浮いているような??気がします。忍者と同じ感覚で遊び、術を使い始めた2歳児です!!

丸い輪っかの上から落ちないように足の指先まで使って体を支えています。幼少期は、脳の神経が発達する時期でもあり、足や手の指先を刺激しながら遊ぶ事によって、脳の発達も促すことが出来るようです。指先、つま先を使った遊びを沢山取り入れたいと思います。

2025年11月17日月曜日

「水の循環」

 


頭から水を被り、ダイナミックに遊んでいたK君。ふと立ち止まり、持っていたペットボトルの位置を調整し始めました。帽子から滴る水に気付き、ペットボトルの飲み口へ戻しているのです。さっきまで「キャー」とはしゃいでいたK君ですが、集中モードへ。滴る水へ視線を合わせ、うまく水を戻しています。頭にかけてはペットボトルへ戻し・・を、繰り返し遊んでいましたが、気付くとペットボトルの水は3分の1に。「あれ〜なんでかな〜」と不思議がりながら、新しい水を汲みに行っていました。

今回の名もなき遊びの中には!
帽子から滴る水に気付いたこと、ペットボトルに戻してみようと思ったこと、素直な気持ちに従って遊びこむ姿は、とても楽しそうで好奇心に溢れていました。遊びの中で水の性質に触れたり探究心を持って遊ぶことで思考力の芽生えに繋がっています。


2025年11月6日木曜日

アリさんのごはん 


 

園庭一面にポツポツと小さな砂の山。後を辿ってみると、すずらん組のNちゃんがバケツに砂を入れシャベルでポトポトと砂を落としてます。「なにしてるの?」と聞くと「アリさんのごはんだよ」とアリのご飯をまいていました。次は「お花の種を蒔いてるの」と手でパラパラ蒔くNちゃんです。園庭一面に花が咲いてアリさんが美味しそうにご飯を食べてる園庭を想像したら楽しくなりました。

今回の名もなきの遊びの中には!
園庭にはアリの巣がたくさんあります。それを知ってなのか園庭を歩き回る健康な心と体、アリさんにご飯をあげなくちゃと思う生命尊重、園庭一面にご飯をまく豊かな感性や表現が感じられました。花の種蒔きに変わったことで、自然の関わりを感じました。(R.K)

ブックタワー 

ある日の午後の自由遊びの時間。真剣な眼差しで、本棚の絵本を一か所に集めて積み上げるKくんの姿がありました。そっと慎重に絵本を重ね、うまく重ならずに絵本が落ちてしまっても拾って再挑戦。もう重ならないくらい重ねると、今度は一つ一つ元通りに戻していき、戻し終えるとまた一か所に重ね、繰り返し楽しむKくんでした。


今回の名もなき遊びの中には!

色々な大きさの絵本を顔の高さまで持ち上げて積み上げ、失敗しても諦めない健康な心と体。本棚という身近な環境から自分の力で遊びを生み出す自立心。角度や力加減を考えながら絵本を積み上げる思考力など、様々な育ちが感じられました。(M.O)


2025年10月10日金曜日

ランチを楽しむアヒル

 

 いつもは休まず動いている手押し車のアヒルですが、今日はしばし休憩中。Aちゃんとおままごとを楽しんでいました。「お魚、食べてください。」「おいしいですよ。」とアヒルに話しかけるAちゃんの前に「もう食べても、いいですか?」とアヒルが待ちかまえているかのようです。

いつもは動くことが仕事ですが、今は毎日の忙しさを忘れる、至福のひと時です。


今回の名もなきの遊びの中には!

 手押し車のアヒルは押して動かすもの。という大人の概念は子どもには無く、可愛い

アヒルとの言葉のやり取りを楽しみながら、日常のご飯のやり取りを楽しんでいました。玩具の使い方は子どもによって様々だということが、この遊びからも伺えます。


2025年10月8日水曜日

「三輪車のおめめ」

 

園庭で椋の実やどんぐり、きれいな小石など小さな物を集めて遊ぶのが大好きなSちゃん。

三輪車の所に手を引いて「先生きて〜」と呼びに来てくれました。三輪車に乗りたいのかと思い「乗ってもいいよ」と言うと「これ」と…指を指して教えてくれました。

なんと!!三輪車の小さな穴に椋の実がピッタリと収まっていました。遊びの中で園庭の椋の木の実は、砂場のケーキの飾りになったり、ペットボトルに集めて楽器の様にリズムに合わせて鳴らしてみたり、三輪車のおめめになったりと…小さな椋の実は、大人気☆です。

今回の名もなき遊びの中には!

2歳児になると、身近な自然に興味を持ち、見たり触ったりして興味や関心を持って遊んでいます。また、手先の動きが発達してくる事に伴い、生活動作など自分で出来る事が増えたり、つまむ、引っ張る、絞るなどを取り入れた遊びも広がってきています。


2025年10月2日木曜日

「ピーマンの手ざわり」


水遊びの最中に、担任がテラスで育てていたピーマンを収穫しました。「ピーマン洗ってみようか!」と呼びかけると野菜好きのH君が「やるやる!」とやってきました。ピーマンを洗いながら、押してみたH君。すると茎の上の方から泡がプシューと出てきました。Hくんは「あれ?泡だ!もっと泡を出そう!」と言い、沢山実を揉むとぱかっと実が開きました。「わー白いのがでてきた!」どんどん変化していくピーマン。最後には、桶に張った水にピーマンを投入しレンゲでかき混ぜました。

ピーマンの変化と水とHくんの行動力で化学反応が起こった時間でした。


今回の名もなきの遊びの中には!

ピーマンから出る泡をもっと出してみたくて揉んでみるという行動力と、思考力。そして自分達で育てたピーマンへの愛着と自発的に出た感情をすぐに言葉にできる表現力がすばらしいです。ご家庭の方が、料理をする様子を再現する見立て力にも成長を感じます。


「カードの道路」

ポットン玩具のカードを綺麗に並べていたIちゃん。そこへやってきたのは車好きのМ君でした。1列に並んだカードが道路に見えたのでしょうか。お気に入りのトミカを持ってきて並んでいるカードの上を「ブーン」と言いながら走らせます。

その姿に興味を持ち始めたKちゃんがカードを更に持ってきて並べ始めました。その後道路は少しずつ長くなり、遊びが発展していきます。車を走らせているM君は嬉しそうでした。またお話が上手なM君はKちゃんに「長いね!」「(並べてくれて)ありがと〜。」など言葉で伝える姿も見られました。

今回の名もなき遊びの中には!

・自分なりの遊び方を始めたIちゃんの思考力の芽生え、数量や図形、標識や文字などへの関心が見られました。

・Iちゃんの作ったものを道路に見立てて遊び、2人の遊びが交わった場面の協同性、M君とKちゃんが自然と協力し合いながら遊ぶ姿に豊かな感性と表現、言葉による伝え合いが見られました。

・M君が遊んでいるところに興味を持ち一緒に遊びを発展させようとするKちゃんに思考力の芽生えと豊かな感性と表現が見られました。

2025年9月24日水曜日

虫取り大作戦(演習)

 

ふと、階段の上を見上げると大きなおもちゃの「カブトムシ」と「クワガタ」が・・!「ぇええ!」「おーい!見に来て〜!!凄いぞ!」とクラスの友達を呼ぶK君。おもちゃと分かっていても「どこから来たんだろう」「ちょっと動いたんじゃない?」「ほんとだ!!」と、現実と空想を楽しんでいました。昆虫が好きな子どもたちは、次第にすだれにくっつく「クワガタ」をどうしたら採れるか作戦を立て始めました。

①長い棒でつついてみる。しかし採れず・・。(針金で留めてあります)
②昆虫ゼリーを置く。ゼリーを置いて様子を見ることにしたようです。
数日後、ハッ!と、思い出したように「先生!網もってくる!!」と1階へ駆けていくK君。
③網で引っ掛ける作戦
④すだれを揺らす作戦

「針金で留めてあるから無理だろう…」とたかをくくっていましたが、諦めずに何度も網でつついたりひっかけたりし、「クワガタ」は捕まってしまいました。お見事、子どもたちの粘り勝ち!「うわぁ!採れた〜!」と嬉しそうに「クワガタ」をみせてくれました。友達と一緒に言葉を使いアイディアを出し合ったり「こうやったらどうなるかな」と予想をしたりし、最後まで諦めずにやり遂げる力がみられました。まだすだれにいる「カブトムシ」この夏、子どもたちに捕まらずに過ごせるでしょうか。


2025年9月2日火曜日

積み木タウンの大渋滞


普段から車の玩具で遊ぶのが大好きなYくん! この日は、積み木をランダムに並べ、その上に車を乗せて渋滞をしているような独自の風景を表現し、夢中になって遊んでいました。試行錯誤を繰り返して理想の形へと完成させていく過程は、工夫しながら黙々と遊ぶ姿がみられました。


今回の名もなき遊びの中には!

世界観を表現する視覚的な感性と創造性の芽生え、積み木や車を並べ物配置していく中で空間を意識して活用する空間認識能力など様々な学びと育ちがみられました。


 

スライムのプール


クラスでスライム遊びが大人気!いつも保育教諭が作ったスライムで遊んでいましたが、今回は自分で初めてスライム作りに挑戦しました。上手にできたスライムでテーブルのヘリにスライムの塊を置いて床に伸びてくる様子を楽しんでいるKくん。夏休み中にプールに行った楽しい経験から「見て!プールができた!」と大喜び。流れるプールに見立てていました。このあとも同じようにテーブルのヘリにスライムを置いて垂れてくる様子をじっくり観察しながら偶然できた形をヘビやおばけに見立てて楽しんでいました。

今回の名もなき遊びの中には! スライムを作る時に「やってみよう!」と挑戦する健康な心、数量を考えて調合して混ぜて作り上げる思考力。偶然できたかたちを見て、楽しい経験から流れるプールを想像し、それを言葉で表現できた豊かな感性、いろいろな学びや育ちが遊びを通して見られました。(Y.K)

 

2025年8月8日金曜日

「の」探し


園庭で、いつものように虫を探していたHくん。大きな声で先生に「の、いたよー」と教えてくれました。見ると...ホースの形が確かに「の」・・・。虫網では、ちょっと捕まりませんでしたが、そこから「の」のつく名前探しも始まったようです。先生の中にも、おともだちの中にも「の」を発見したそうですよ。

夕方、お母さんにもHくんの発見を見ていただきました
「本当だー『の』だ〜。最近やっとひらがなに興味を持ち出したんです。こうやって遊びの中でも繋がってて嬉しいです。車でもすれ違うナンバープレートのひらがなを読んでいるんです。まだ正解率低いんですけど〜」ひらがな表で教え込むのではなく遊びの中で楽しみながら覚えられるように工夫して子育てしているおかあさんが素敵だな。と思いました。


 

たぬき寝入りのミラーリング

 


午睡あけ、まだ眠い子が床でゴロゴロしていたので、担任が「◯ーちゃんが寝ているよ。どうしたの〜みんなできいてみよう〜♬」と歌い始めると、聞いていたクラスの子がみんなバタバタと横になり寝たふりを始めました。そこで「りす組さんがねているよ。とまたまた歌っていると、後から起きてきた子もすかさず横になり、まったりした時間となりました。
 
ミラーリングとは相手の言葉や表情、仕草を真似ることで相手との間に親密な関係を築く方法です。友達と担任の関わりをみて、自分も「楽しそうだな?」とイメージを持って寝転んでみる子ども達。その後寝起きの子もすぐに楽しそうな様子を感じていました。
「〜してみようか」もいいですが「あれ?なんだか楽しそうだぞ。やってみよう」と子ども達が感じられると、大人の想像できない遊びに広がると思いました。


せいくらべ

 


夏日になったので、パラソルを出しました。好奇心旺盛なAちゃんがパラソルに入ってきたので、涼みにきたのかな?と思って見ていると、支柱に背中をつけてじっとしていました。何をしているのかな?と思い顔を除くと「おおきくなったの」とひと言。「おおきくなった」は身体測定のことで、昨日身体測定をしました。パラソルの支柱が身体測定器と重なったAちゃんは、思わず今日も「大きくなったかな」と測ってみるのでした。今日も背中がぴーんと伸びています。

自分の経験したことを遊びの中で(こうやったかな?)とやり方を考えて工夫しながら表現したり、大きくなったかな。と自分を大切に思える遊びになりました。このようなあそびを数多く考えられるほど、豊かな思考になり、遊びも深まります。



2025年8月4日月曜日

雨の誕生


どろんこ遊びで使った玩具洗いをしていた時のこと。穴開きカップを洗うときに、ホースから出ていた直流の水が、シャワーのように出てきたことに気が付きました。「雨だ〜!」と、カップから流れ出る水をずっと観察していました。

今回の名もなき遊びの中には!

片手でホースの先にカップを当て抑えるための健康な心と体の発達があり、そこから出てくる水が、ホースの先端から流れる直流ではなく、シャワー状になる、変化への興味関心、量や図形、標識や文字などへの関心・感覚が芽生え、さらにそのシャワー状の水を雨に見立てて表現するという豊かな感性と表現が見られました。(Y.K)


空中線路

 


電車遊びに夢中な子を見かけた職員が線路のテープを棚の平面な部分に貼るとしばらく遊んでいました。それだけでは物足りなかったのか近くの壁を見つけると、平面な部分と壁に架け橋のようにテープを貼り空中線路で電車を走らせるのを楽しんでいました。電車は平面を走るという概念を覆す創造力豊かな発想に驚かされました。

今回の名もなき遊びの中には!

平面と壁に架け橋のようにテープを貼ろうとする思考力の芽生えを感じることが出来ました。また、平面を走らせるだけでなく空中の線路に電車を走らせるという豊かな感性と表現が遊びの中で見られました。(M.I)


2025年7月29日火曜日

コーンバランシング

 

接着剤や道具を使わずに石を積み上げていく遊びやアート作品を「ロックバランシング」というそうです。こちらは3歳児がとうもろこしを使って作り上げた「コーンバランシング」です。ご覧ください、この絶妙なバランスを。片づけてしまうのが惜しいくらいですね。(この後スタッフがきちんと片づけました)

2025年7月9日水曜日

砂のお掃除


最近、園庭の砂場には新しい砂がたくさん入り、大きな山を作りトンネルを掘るなど遊びも盛り上がっています。そんな中、静かにしゃがみこみ、黙々と何かをしている5歳児のAちゃんとBちゃん。良く見てみるとバケツとザルを使って、砂場の砂を小石とサラサラな砂に分けていました。ザルは園庭にある複数の中から一番砂が落ちやすい物を試行錯誤して選んだのでしょう。隙間に砂が吸い込まれるように落ち小石だけが残る様子に、2人はすっかり夢中です。あっという間にバケツは小石でいっぱいになりました。「これ全部やったら、砂場の砂がさらさらになるね!」「砂のお掃除だ!」と言って、みんなのために砂場の砂をきれいにしてくれるのでした。(Y.S)

今回の名もなき遊びの中には!

友達と一緒に試行錯誤しながら、砂が一番落ちやすいザルを探す姿に共同性や思考力の芽生えが感じられました。また、園の砂場の砂をきれいにしたいといった優しい姿からは思いやりの気持ちも感じられます。友達と心を通わせ自分の考えを言葉で伝え合いながら楽しむ姿が印象的でした。


ボウル音楽隊

室内で遊んでいた時のこと。銀のボウルを落とした瞬間に音が鳴ることに気付いたKくんとRちゃん。早速持っていた木のスプーンとお玉で叩いて音を確かめます。音が響くことに気づくと同じ素材のものや違う素材の玩具を並べ始めました。違う素材はもちろん、同じ素材でも違った音色が奏でられます。二人は顔を見合わせてにっこり笑うとまた演奏を続けて楽しんでいました。

今回の名もなき遊びの中には!

違った素材を並べるなど、「思考力の芽生えや図形への関心、感覚」が見られました。また楽器とは違うもので音を奏でることを楽しむなど、「豊かな感性と表現力」が育っているように感じました。(S・N)


2025年6月20日金曜日

弥生時代方式

 


園庭で葉っぱをちぎっていたAちゃん。お部屋に向かうとドアに葉っぱを挟んだので、何をするのか見ていると、勢いよく茎を引っ張り葉を削ぎ落としました。誰かに聞いたわけでもなく、教えてもらってもいません。「先人の知恵!脱穀?」と思わず関心してしまいました。
Aちゃんは素早く葉っぱを集めると、何事もなかったように園庭のおままごとに戻っていきました。

ドアに挟んだら痛い。ではなく、ドアに挟んで引っ張ったら葉が落ちる。という原理を見事に考え出して再現したAちゃんの科学的なひらめきに保育教諭は大きな成長を感じ、何も手を貸さなくてもいい。この子の遊びをしっかり見守りたい。と思いました。

2025年6月4日水曜日

アリの引っ越し


 暖かくなり、虫探しを楽しみに園庭遊びをする子どもたち。中でもアリは、見つけやすく親しみを持ちやすいようで、捕まえている姿がよく見られます。園庭遊び中、虫探しをしていたAくんたちがバケツの中に砂を入れ始めました。何をしているのか聞いてみると「アリさんのお家を作っているの!砂がないとアリさんがお家を作れないから。」と子どもたち。小さな命を大切にするAくんたちの姿が見られました。砂の素材も子どもたちの中で話し合い、「穴を掘りやすいように茶色の土にしよう」という工夫をしている姿もありました。

今回の名もなきの中には!


「アリのお家をつくろう」という思考力の芽生え、「アリ」と関わる自然との関わり・生命尊重、「お友達と話し合って一つのことをする」という言葉による伝え合いが見られました。(M・S)




小枝フォント

 雨や風が強かった日の翌日。園庭にはたくさんの枝や葉が落ちていました。Aちゃんは枝を拾い、「ハートを作るんだ!」と言いながら形を作っていました。それを見ていたBちゃんは「私はハートって字を作ってみる!」と言い、枝で文字を作る様子もありました。細かい所や急なカーブがある所は長い枝を折って短くしたり、短い枝を探しに行ったりして工夫する姿もありました。また、「顔を作りたいから目は葉っぱにする!」など様々な自然物を使っていました。


今回の名もなきの中には!

「枝で絵や文字を作ろう」という思考力の芽生え、「枝や葉を使う」という自然との関わり、「枝で形や文字を作る」という数量や図形、標識や文字などへの関心と豊かな感性と表現が遊び中で見られました。(M,K)

2025年4月30日水曜日

踊りだす砂


みんなで使う園庭のパレットの上はいつの間にか砂だらけ…。そんな中、T字スコップを持ったK君は何気なくパレットをトントンと叩いてみました。すると、パレットを叩いた振動で砂が動くことを発見!次は砂をたくさん集めて山にしてからトントン♬山が崩れていく様子を上から見たり横から見たりと、何度も砂を集めては動く砂を観察していました。

今回の名もなき遊びの中には!

・T字スコップで叩くと砂が動くことに気がついたり、砂を集めることでより多くの砂を動かそうとするK君の思考力の芽生えが見られます。(S.K)


深まる穴の不思議

 
春が深まった園庭には、沢山の虫たちが姿を見せてくれます。築山で身体を小さくして何かをじっと見つめていたA君。その視線の先を辿ると、築山にできた沢山の穴に集中していました。アリが作った直径1センチほどの沢山の穴を覗いてみたり、ゆっくり指を入れてみたり。自然界が作り出した穴の中の世界を知ろうとする探究心がA君の姿から感じられました。

今回の名もなき遊びの中には!

・アリが作った穴に気づき、覗き込んだり指で触れてみるという姿には自然との関わり、生命尊重に対する心が育まれています。(C.G)


2025年3月26日水曜日

秘密のポケット 

 


片付けの時に部屋の見晴台を動かすと中からたくさんのカードが出てきました。お医者さんごっこの薬、注射器、診察カード等、薄い物ばかりです。ある日、ニコニコしながらカードを持って見晴台の方に向かうK君を発見!こっそり中に入れて楽しんでました。その後も何度か足を運ぶK君です。入れてしまうと取れないポケットですが、大事な宝物がたくさん詰まったK君の秘密のポケットです。その後、友達にも教えてあげたようです。二人で楽しそうに遊ぶ場になってました。 
 
 今回の名もなき遊びの中には!
大事な物でも薄い物しか入らないという形の認識と楽しいことは友達にも教えてあげる協同性が芽生えました。(R・K)

2025年3月25日火曜日

見事にはまる玉 

 


さくらんぼの部屋にあるピタゴラ装置が大好きなSくん。杭をはめて坂道を作ってボールを転がして…登園してくると毎朝のルーティンのように何度も遊びを楽しんでいましたが、急に何かに気づきました。ゆり組で手にした小さな玊が丁度良く杭の穴にはまるのです。しかも微妙な力加減で押し込まないと玉は落ちてしまうので、Sくんは何度も試行錯誤をしながら小さな玉を穴に入れる研究をしていました。見事にハマった時のフィット感は見ている方が気持ちがいい程、ピッタリ収まっていました!

今回の名もなき遊びの中には!

ボールの形と杭の穴の形が同じであることに気づき、杭の穴に入れてみようという自由な発想から遊びに繋がっていました。また微妙な力加減を研究するところは自分の手先(体)の使い方を調整することを学んでいました。(O.M)


2025年2月18日火曜日

小さな消防士


はたらく車が大好きな1歳児のRくん。もちろん、三輪車も大好きで園庭遊びでよく乗って遊んでいます。ある日のこと、いつものように三輪車で園庭を散歩していると幼児組が使っている縄跳びを発見し、「三輪車につけて〜」と保育教諭の元に持ってきました。三輪車につけてあげると、「消防車!」と言いながら縄跳びをホースに見立てて消火していました。大好きなはたらく車を自分で作り出してしまう1歳児の想像力に驚きました。

今回の名もなき遊びの中には!

保育教諭に自分のしてほしいことを伝えようとする「言葉による伝え合い」、三輪車を消防車に見立てようとする「思考力の芽生え」、縄跳びをホースに見立てる「豊かな感性と表現」等の姿が見られました。今後、三輪車がどのように変化していくのかとっても楽しみです。(M・S)


 

ペットボトルタワー 

 


以前、積み木で天井まで届くタワーを作り上げた3歳児。その経験から、この日は小さなペットボトル容器を重ね始め「よーし!天井までいけるかなー?」と意気込んでいました。途中、天井まで積み上げるには数が足りないと分かると、ままごとコーナーにあるもので上に乗せられそうなものはないかと考え探し始めます。そして倒れてしまっても「あ!ごめーん!」と仲間に謝り、もう一度作り直していました。なかなか上手くいかないと違う遊びに移る子もいましたが、成長と共に、諦めずに達成できる力が付いてくるのだと思います。

今回の名もなき遊びの中には

形を見ながらどのように積み上げるか?考えることで図形への興味が湧きました。壊してしまったときに、一緒に遊んでいた友達に自分のせいで壊れてしまったことをあやまることもできて、協同性も育まれています。(Y・K)


2025年1月27日月曜日

車輪の再発明

園庭で身体を思いっきり動かし走り回って遊んでいる2歳児クラスのH君とK君。H君が近くに落ちていたフラフープを持ち、築山に登り手を離してみると…。面白いようにコロコロとフラフープが築山の傾斜に沿って転がりました!転がすことが出来、嬉しそうな表情で何回も挑戦をしています。その様子を見ていたK君も真似をすると同じように転がすことが出来ました。そして2人で「楽しいね」と言いながら笑い合っているのでした。

今回の遊びの中には

築山の傾斜を使ってフラフープを転がすと、勢いをつけること無く転がるのではないかという思考力の芽生えが感じられました。また、話すことが上達し、友達とも会話を楽しむようになってきた2歳児クラスの子ども達が、遊びを通して自分の感情を言葉で伝え合うことで豊かな表現を身につけられると感じました。(M.I)


陽の光が射す方へ 



ぐっすりお昼寝をして、少し早めに目覚めたYちゃんとCちゃん。カーテンの隙間からは日差しが降り注いでいます。二人は陽の光が射す方へ目を向けると、フワフワと何かが飛んでいるのを見つけました。飛んでいるものの正体はホコリなのですが、そのフワフワの正体が分からず「これはなんだ?」と、想像力が膨らみます。Yちゃんがホコリを捕まえようとパチン!とすると、その姿を隣で見てCちゃんが「なにしてるの?」と聞いています。Yちゃんの楽しんでいる様子がCちゃんにも伝わり、二人でホコリを捕まえて楽しんでいました。

今回の遊びの中には

日差しの通り道になっていないところにはホコリはなく、日差しの降り注いでいるところを探して目当てのものを発見していました。そしてフワフワ飛んでいる物の正体とは!?と考えようとする思考力の芽生えが見られました。また、お友だちが何をしているのか?何を発見して手を叩いているのか?を言葉を通して聞いたり、行動を見て言葉で伝え合うなど、豊かな感性と表現力や二人で遊ぶ共同性が見られました。(Y.Y)