2026年11月4日水曜日

「絶対安全カミソリ」

 


レゴで遊んでいたA君。笑いながら担任の腕をつかむと、じょりじょり剃る真似をして見せてくれました。なんと、レゴはカミソリに大変身!上手な手つきだったので、人形の動物たちもお願いしてみると丁寧に剃ってくれました。楽しく遊ぶ姿を見ながら、つい、自分の腕を見つめる担任でした。

今回の名もなき遊びの中には、 

大人の日常の行動を鋭い観察力で遊びに繋げています。また、担任を観察する中できれいにしてあげようと思う優しい気持ちが育っていると感じる一面でした。


2026年11月2日月曜日

「恐竜のたまご焼き」

 

 園庭に落ちている様々な丸い石を拾い集めるSくん。「恐竜のたまご」と言いながら大事に拾います。それを見ていたKくんも一緒に集め始めました。石(=たまご)を二人で「生まれるかな?」「生まれないね」と問いかけながら観察します。すると今度は集めた石(=たまご)を硬いところで「コンコンコン」と打ちつけ、フライパンに入れて「ジュージュー」と言いながら焼きます。料理ができあがると二人で手を合わせて食事をしていました。子ども自身の想像から身近な物がいろいろな遊びに変わっていく瞬間でした。


今回の名もなき遊びの中には!

・石をたまごに見立てて遊びを展開したり、たまごは割れるという概念から実際に行動したり思考力の芽生えを感じます。

また、「割れないね」「いただきます」など日常生活の言葉や友達とのやり取りで経験したことなどを言葉で伝えたり、話を聞いたりして、伝え合いを楽しむ姿が育まれています。

(S.I)


「水の手形スタンプ」

 


 夕方、園庭に出て「かいだんくん」(大型木製遊具)に登ろうとしたY君。どこから登ろうかと考え、手を置いてみると手のひらが水で濡れました。その日は午前中に雨が振り、「かいだんくん」(大型木製遊具)に雨水が残っていたのです。濡れた手を拭くように乾いた場所へ擦り付けると、自分の手の跡ができることに気がつきました。すると次々に手形のスタンプを沢山押し始めました。手を思い切り開いたり、指先だけにしてみたり色々なスタンプの模様を楽しんでいるY君でした。

今回の名もなきの遊びの中には!
・雨上がりの小さい水たまりを使った自然との関わりがある中で、この水たまりをどう活かして遊びに繋げるのか思考力の芽生えが見られました。
・豊かな感性を持ち、手の形を変えることで創造力を膨らませて、より遊びを発展させていく姿が見られました。(M・I)

2026年10月1日木曜日

「氷ペンのマジック」

 


 色水で作った氷のペンで、白い紙にお絵かきをしたA君。鮮やかな緑色が描かれていました。その後、桶の中の水に紙を入れると描かれたはずの色がふわぁ〜っと広がっていきます。A君は「みどりだー。」と言いながら透明な水に混ざっていく緑色から目が離せません。水と色から生み出された発見に、心を躍らせていたのでした。


この名もなき遊びの中には!

・色水氷で描いた色が乗った紙を水の中に入れてみようと自ら考え、実行した姿に思考力の芽生えが感じられます。

・ただ描くだけでなく、それを水の中に入れたことでどんな事が起こったのかを見て、感動する姿から豊かな感性と表現が見られます。(C・G)


「ポイ捨てパトロール」


 クラスで新聞紙遊びをしているなかで、ブロックで遊んでいたKくん。どうやら、ブロックで作った作品を道路に見立て、そこにトミカを走らせて遊んでいるようです。その道路をよく見てみると、ブロックの小さな穴全てに新聞紙が詰め込まれてあります。担任がその新聞紙について聞いてみると、「道路にあるゴミだよ。」と教えてくれました。


この名もなき遊びの中には!

・ブロックを道路に、新聞紙をゴミに見立てるところでは思考力や豊かな感性と表現が見られます。

・「道路にあるゴミだよ」と言葉で作ったものを表現する様子は言葉による伝え合いが見られます。(A・K)


2026年9月30日水曜日

「いつもより多く回しておりますの原理」

 

 「今日は寿司を作るんだ」砂場でいつものようにごっこ遊びを楽しむA君、地面に落ちていた木の棒を持ったまま、お寿司を入れる器を探しに出掛けたのですが、コップを手に取り、棒をじっと見つめた次の瞬間!さっと棒にコップを被せるとくるくるくる〜と回し始めました。なぜ、人は丸い物と棒をみると回したくなるのでしょうか?

 今回の名もなき遊びの中には、

  見立てて遊ぶ力が育っています。4歳になると、目の前にある道具を頭の中で組み合わせ何かに見立てて遊ぶ力が発達します。丸いコップ(回る)と棒(かき混ぜる)が組み合わさると・・・コマかな?ヘリコプターのプロペラかな?といろいろなイメージが膨らんできます。また、回すことが出来た。という成功体験の後は「もっとやりたい」という意欲に繋がっていきます。


2026年9月1日火曜日

「Hちゃんのタンポポ仮説」

 

園庭に猫じゃらしがあるのを発見したHちゃん。春にたんぽぽの綿毛を飛ばしたのを覚えていたのでしょう。早速猫じゃらしを手に取り、「ふー」と息を吹きかけてみます。しかし何度も吹いてみても、猫じゃらしが揺れるだけです。揺れる猫じゃらしを不思議そうな表情で見ながら、何度も挑戦しているHちゃんでした。

今回の名もなき遊びの中には!
・たんぽぽの綿毛を吹いた過去の経験をもとに、目の前の物である猫じゃらしを結びつけ、「猫じゃらしでも吹けば飛ぶのではないか?」と予想し、試す姿が見られました。経験を関連付けながら予想し、実際に確かめようとするその姿から、思考力の芽生えが伺えました。
・また、猫じゃらしという自然物に興味を持ち、触れたり吹いたりしている姿からは、自然との関わり・生命尊重の面も育まれていることを感じました。(M.I)

「恐竜劇団」

 

お部屋の一角にあるトンネルの上に何やら沢山のおもちゃを並べて遊んでいるSくん。よく見てみると、恐竜の小さなフィギュアで、「いっしょに遊ぼうよ」「いいよ」と一人で何役も演じて遊んでいます。どうやらSくんはこのトンネルを恐竜が集まる広場に見立てたようです。端に置いた恐竜も忘れずに触りながら、遊ぶ姿がなんとも可愛らしいです。暫くするとままごとのパンを持ち出し「はいどうぞ」「もぐもぐおいしいね」とお世話をしていました。

この名もなき遊びの中には!
・広場に見立てたり、なりきって遊ぶ姿には思考力や豊かな感性の表現が見られます。
・食べ物をあげるなど、お世話をする姿からは道徳性の芽生えが見られます。
                                   (A・H)

2026年8月7日金曜日

「のび〜る手」

 

積み木を重ねて「誰のが一番高いか!?」の競争をしていました。どんどん高くなり、自分達の背の高さを超えてくると、上に重ねるのが難しくなり、背伸びをしながら積み重ねていました。それでもとうとう届かなくなり、「どうしよう、なんかないかな?」周りを見渡していた子ども達。
大人の感覚では、椅子か?何か上にのる為の物を持ってくるのかな?と様子を見守っていると……後ろにあるままごとコーナーからトングを持ってきて、積み木を挟んで、再び高く積み重ねていきました。
また、一度壊れてしまい「もういっかいやろう!」と再チャレンジをする時は、始めからトングを使って器用に積み重ねて遊んでいました。

今回の名もなきあそびの中には、
友達と力を合わせて遊ぶ協同性や、「どうしたら高く積み重ねられるか?」と思考錯誤しながら、遊びを広げ、楽しさを継続している様子が伺えました。また、トングは指先で「つまむ」「開く・閉じる」を繰り返して使用する道具なので、手指の力と器用さも育っているのだと感じました。

2026年8月4日火曜日

「キラキラ落とし」

 

水遊び中、「あ!」という子どもの声で振り返ると、「見て」というように目配せをしてくれました。コンテナの格子部分に表面張力で水が張っています。しばらく観察した後、指で触れてみることにしたようです。スッと水滴が落ち、格子部分に水がなくなると、また次の格子部分に触れてみる…。思い切り指を入れると水滴が落ち、少しだけ触れると”ぷるん”と水が跳ね返ることを見つけたようです。夢中になって何度も水の動きを観察していました。

今回の名もなきの遊びの中には!
偶然発見し、面白いと感じた遊びを自分で広げ、水の性質に触れていました。じっくりと遊びに夢中になることで、”不思議”と思う力や身近な事象に関心が高まっていきます。



2026年8月3日月曜日

「積み木テニス」

 


 積み木といえば、組み合わせて家を作ったり、高く積み上げたりするのが定番の遊び方ですが、丸い積み木が転がることに気がついたYくんが床の上を転がし始めました。転がすことを楽しんだ後は、長い積み木を持ってきて転がってきた積み木をテニスのように転がし返します。わずか2つの積み木で楽しそうに遊ぶYくんのアイデアに、周りの子も吸い込まれるように集まり楽しみました。

・今回の名もなき遊びには…

「丸が転がる」「長い積み木を当てたら別の方向に転がっていく」という図形への

関心・感覚、思考力の芽生えが見られました。(M.S)


「僕のカーキャリア」

 


 レゴブロックで車を作っていたK君。一台が二台に、二台が三台に...増えていき長い車になりました。その車で暫く遊んだ後に、上にミニカーを乗せだしたのです。何か思い立ったようなので「何してるの?」と聞くと「カーキャリアだよ!車を運んでいるの。」とミニカーを運んでいました。目的地に着くとミニカーを下ろし並べて、任務完了!一台も落とす事なくゆっくり走る安全運転のK君でした。

・今回の名もなき遊びには...

レゴの形状からカーキャリアを想像してミニカーを組み合わせるなど、物や形の性質を捉えて見立てる思考力や表現力が育っていると感じました。(R.K)



2026年7月6日月曜日

「どこまでならだいじょうぶ?」

 


 この日は急な雷雨があり、激しい雨が降りました。台に乗り、高い窓から外を見ていたわかば組の子どもたち。そこで見やすいように大きな窓を開けてみました。

普段は窓を開けるとテラスへ駆け出す子どもたちですが、あいにくの大雨。きちんと入口で止まって外を眺めます。見守っていると、そろりと一歩ずつ人工芝のテラスへと向かっていく子が出てきました。大雨だから行ってはいけないことを子どもなりに理解しているのでしょうか?ゆっくりと前へ進む姿から、足裏の感覚で濡れていない場所を感じながら進んでいる様子がわかります。パーゴラから雨粒が頭に落ちると「きゃー」と室内に戻ってきては、また一歩踏み出し…。思いがけず頭から足裏まで全身で雨を感じることができた子どもたちでした。


・今回の名もなき遊びには…

足裏の感覚で濡れている場所を探したり、「行っていいか?」と子どもながらに良し悪しを考えることで、自然との関わりや道徳性、規範性の芽生えがみられました。(Y.K)



「木のボタン」


 スダジイの木の幹にコブを発見したYくん。「ねえねえ、なんかまるい」「アンパンマンみたいね」そんな会話が聞こえてきました。保育教諭も一緒に見上げると木の幹に無数のコブができていました。「すごいね、いくつぐらいあるのかな?」と保育教諭が問いかけると、隣にいた友達がコブの数を数えはじめました。Y君はドアのチャイムに見えたのでしょうか、「ピンポーン」とコブを押してみます。子どもの豊かな想像力でどんなものにでも変身し、気持ちを引き出し、わくわくさせる木の表皮に魅了された時間でした。 ・今回の名もなき遊びには… 木のコブを触って性質を確かめようとする健康な心と体や思考力の芽生え、無数のコブを数えている数量への関心、「アンパンマン」やドアのチャイムを想像する豊かな感性と表現力を感じました。(U.N)

「ただいま充電中」

 

待ちに待った水遊びのスタートです!保育園では井戸水を使用しているため、水道水に比べて冷たく、気持ちがよく、遊びが盛り上がります。しかし、水に触れ続けると体が冷えてしまうことも…。そこで考えた、子どもたち。気持ちよく寝転ぶだけじゃなく、日光浴をして体温を上げ、再び水遊びに向かいます。スロープに寝転び、なんだか傾斜も気持ちよさそう♡良いスポットを見つけていました。

今回の名もなきの遊びの中には!

自分で、冷えを感じ、体温を高めようと工夫する姿がみられました。成長とともに、そして遊びの中からも、自分の身体のことを知ることができ、「健康な心と体」に繋がっていきます。


2026年7月2日木曜日

「重ね手くらべる」

 

園庭の植物を見ながら、「キャベツ?」と聞いてきた2歳のS君。よく見ると、たしかにキャベツの葉にそっくりです。

担任が葉っぱに手のひらを重ねると、S君も同じように手のひらを重ねました。「大きい!」と、葉っぱの大きさに驚いています。重ねたことにより、自分の手よりも大きいことに気が付いたS君。その後、園庭に生えている植物の葉っぱに次々と手のひらを重ねては、「大きい!」「小さい!」と比べ合いをして楽しんでいました。

今回の名もなき遊びの中には!

日常の何気ない会話や遊び、環境の中で、少しずつ身の回りの形、大小、長短、数などに気づいていることを感じました。


2026年6月8日月曜日

「ミニカーの井戸端会議」


 室内で遊んでいるSくん。耳をすまして聞いてみると、大好きなミニカーを水色の小さいミニカーを中心にお話をしながら円形に並べていました。「一緒にあそぼう!」と言っているかのようにどんどんミニカーのお友達が増えていき、ミニカーさんたちの楽しそうな会話が聞こえてきそうな心がほんわかする場面でした。ひとりで何役もこなし、じっくり楽しんでいました。

今回の名もなきの遊びには・・・

ミニカーの並べ方に工夫があり、数量や図形への興味関心やミニカー同士がお話しているように見立てて、豊かな感性と表現する力が加わり楽しく素敵な世界を作っているなと感じました。(Y.K)

「この奥には何がある」


  入園して2ヶ月が経ち、園での生活に慣れてハイハイで沢山動き色々な玩具で遊ぶようになったY君。身の回りの様々なものに興味を示す中で、ボタンを押したり回したりすると動物たちが出てくる玩具が気になる様子。この日は動物の奥には何があるのだろう?という様子で指を入れて確かめようとしていました。動物を押しすぎても戻しすぎても中身が見えず絶妙な加減が必要でした。

今回の名もなき遊びには…

自ら興味のもった玩具を目標にハイハイで移動をする身体を動かす健康な心と体、この中には何があるのか?という思考力の芽生えが見られました。(Y.I)


2026年5月7日木曜日

「秘湯〜さくらの湯〜」

 

 満開だった園庭の桜が散り、地面にはその花軸やがくがたくさん落ちていました。5歳児のT君はその花屑を熊手で集め亀の容器に集めます。それはそれはたくさん集め、最後には自分もその中へ。「さくらのお風呂だ!」と楽しむT君の姿に、熊手が自然と湯かき棒に見えてきます。色は残念ながら茶色に変わってしまっていた花屑でしたが、混ぜるたびに茶葉のような爽やかな匂いがし、その贅沢なさくら風呂をしばらく楽しんでいました。 今回の名もなき遊びの中には! たくさんのさくらの花屑を根気よく集める健康な心と体、それをお風呂に見立てた思考力の芽生えや自然との関わりが、この遊びの中から感じられました。(Y・S)



「木(気)になる音」

 



 T字スコップを手に、KくんとRちゃんは園庭探索をします。2人の目に留まったのは垣根にある木々です。Kくんがはじめに木の幹を叩いてみます。「う〜ん」というと隣の木に移り、またトントン、と叩いて音を確かめました。それを見たRちゃんも一緒に木を叩いてみたり、揺らしてみたり… 。そこから「う〜ん」「これはどう?」「あはは楽しい!」と、2人で考えたり、笑い合ったりしながら木の点検は続いていくのでした。


今回の名もなき遊びの中には・・・

・2人で楽しそうに木々を叩きあう姿には、お友達と一緒に過ごす中で協同性や社会生活の力が育まれています。また、木ごとの音の違いにも気が付き、身近な自然現象に興味・関心が高まっているように感じました。(S・N)